単なる井戸端会議 パート106

『20年目の一歩』

 

イラスト20160606(2016年 6月 6日 福嶋 昭)

設立から二十年を迎える事が出来ました。これも、偏に

皆様のご指導・ご鞭撻の賜物と厚く御礼を申し上げます。

今後ともお引き立てくださいますようお願い申し上げます。

 

この二十年を思い、語りだすと色んな事があります。

社長としてはどうだったのか。

私の周りに凄い社長さんは沢山いますから私はまだまだ

ひよっ子でやらないといけない事だらけです。

 

ただ、以前のブログでも書いた事があると思いますが

「社長にとって一番の仕事は何ですか?」と聞かれたら

答えは、「会社を潰さない事です。」と答えます。

 

幾度かのピンチも切り抜け、甘めの採点ではありますが

最低限の社長ノルマは果たせたかなと思います。

 

 

 

―― 『20年目の一歩』

 

20周年も単なる通過点だろうと思っていました。

ところが6月になって20年目を踏み出したこの数日間、

時間の流れや重みが変わったように感じました。

 

プレッシャーや責任は多かれ少なかれ社長業には

つきもので日々の事ですし、じゃあこれからより一層

頑張ろうという決意感とも違うものです。

 

至ってマイペースなのですが自分の時間じゃなくなった

という感覚です。それがどういう事なのかは自分で何と

なく理解は出来ているので、ひよっ子社長から鶏社長に

なるよう20年目の一歩が始まりました。

 

私達はシステム屋の集団です。

どんな事をするにもどんな事をしても結局そのベースは

システム屋で学び、経験した事です。

 

だからシステム構築は私達にはなくてはならないもので

あり大切な武器です。

私達はその武器を手にし続け、もっともっと磨いてより

強くしていかなければいけません。

 

私がIT業界で働きだした時と今ではIT業界は大きく変

わりました。当時は多くの企業様のシステム導入や満足

感がまだまだ充足しておらず次から次へと仕事がありま

した。

 

今は企業様のシステム導入や満足感も進みました。

どちらかというと次から次へと新たなシステム構築が

あるという訳ではありませんが、今々はと申しますと

技術者不足の感が大きく需要が先行しているようです。

それも地域によって異っておりいつまでも続くという

保障はありません。

 

どうやってシステム構築の仕事を確保し続けていくのか

を今から考え、取組む必要があります。

従来のエンドユーザー様やSIer様からの受託や各社様

への派遣はこれからも不可欠で会社経営や自分達の技術を

支え磨く大きな柱です。

 

でも、それ以外にも自分達が戦略的にシステム構築を生み

出す取組みも必要だと考えています。

その為に今迄と違う取組みが必要でその可能性を見出して

くれるのが新規ビジネスだと考えています。

 

システム屋の私達が物やサービスを売る事も新規ビジネス

です。技術屋の人達には少し違和感があるかもしれませんが

新たなビジネスモデルを構築する中でまずは物やサービスを

販売、広げる事でお客様との口座ができ、多くのデータが

集まってきます。

 

結果、エンドユーザー様へのシステム営業が容易になり、

多くのデータを活用したビックデータビジネス、販促ツール

の開発等に繋がっていきます。

 

これはと思う物やサービスがゴロゴロと転がっている訳では

なくそれを見つけたとしてもそのビジネスモデルをどう描く

のか、エクステックだけでは出来ないのでどことどうアライ

アンスを組むのか、成熟していないビジネスリスクにどう

向き合うか等を考えると簡単なものではありません。

 

でも、技術者は普段からその事を学習する環境にも恵まれて

いると思っています。

・ここを変えれば、これがあればもっと便利に使い易いシステム

になるのにと絶えずお客様目線で考えています。

・システム概要図のシステムをビジネスに置き換えればビジネス

概要図、ビジネスモデルが描けます。

・この提案内容を通すには事前にあの部署やあのキーマンを

押さ、ネゴっておく必要がある。これもアライスンスに活きる

スキルです。  等々

実は気付かないうちに色んなスキルを身に付けています。

 

『20年目の一歩』を踏み出しました。ひとり一人が今の時代に

あったエクステックを創っていきます。30年目のエクステック

に向けてみんなで一緒に歩んでいきましょう。