単なる井戸端会議 パート195

『内定式2023』

(2023年11月 6日 福嶋)

今年も来年四月に入社される人達の内定式がありました。内定式の後は

レクリエーション、懇親会と続きましたが企画や運用は近年に入社頂いた

人達が中心になって行っています。

 

その内容から時間を掛けて準備して頂いたことが想像できるのと同時に

進行の手際の良さにも感心させられました。それは今年に限ったことでは

なく毎年ご入社頂く人達に頼もしさと期待を感じています。

 

今年の内定式も社長挨拶でどんなことを話したのか、私も忘れないために

ブログで紹介をさせて頂きます。

 

 

 

『内定式2023』

 

こんにちは。「内定者の皆さん、本日はおめでとうございます」

改めまして(株)エクステック代表の福嶋でございます。

皆さんとは最終面接以来です。

 

私も40年ほど前に内定式の微かな記憶が残っています。場所はミナミの

会場で、最後は円卓を囲みながらの食事会で終始緊張した時間でした。

 

緊張する場も大切なのでしょうけど内定式ですから、気楽に同期や同僚に

なる人達との今日の時間を楽しんで下さい。

という事で私の社長挨拶も気楽なアニメ雑談です。

 

9月29日金曜ロードショーで「葬送のフリーレン」が放映されました。

「葬送のフリーレン」は『週刊少年サンデー』に連載され、「マンガ大賞

2021」で大賞を受賞した作品です。

 

我家の自宅にある娘のネットカフェモドキのコミック棚にも1~11巻

まで揃っていて、たまたま暇な時に読んで、アニメ化を楽しみにしていた

作品です。

 

ネタバレしない程度にあらすじをお話ししますと主人公のフリーレンは

千年以上生きるエルフ(妖精)の魔法使いです。

魔法使いのフリーレンは人間である勇者ヒンメル、ハイター、アイゼンと

冒険の旅に出て、魔王討伐を果たします。

討伐の旅には10年を要しましたが目的を果たした四人はそれぞれに

別の新たな人生を歩む事になります。

 

フリーレンも再開を約束し旅に出ます。それから約束通り50年後に

勇者ヒンメルと再会します。ここから物語の本題が始まります。

 

年を取らないエルフのフリーレンは当時のままですが、人間である勇者

ヒンメルは年老いて頭ピカピカのおじいさんになっていました。

 

人間の避けられない老いの寂しさを感じる場面ではありますが、同じ

50年でも歳を取らないエルフと人間では時間の流れるスピードが異なり

自分だけが取り残されるフリーレンの寂しさを感じます。

 

再開から間もなくして、年老いた勇者ヒンメルは死を迎える事になります。

千年を生きるフリーレンにとって魔王討伐に要した10年の旅は些細な

時間でしたが「なぜその短い時間で、彼の事をもっと知ろうとしなかった

のか」という後悔の想いがこみ上げてきます。

 

仲間の大切さや人間の事を知りたいと思ったフリーレンは四人で過ご

した魔王討伐の旅路を辿る旅に出ます。

 

最近のアニメは「異世界もの」や「ダンジョン」をストリーにするものが多い

ですが、「葬送のフリーレン」は、既に終えた過去の旅をもう一度辿る事で

仲間の大切さや人間の価値観を理解する『温故知新』のような物語です。

今流行りのアニメとは少し違う物語の展開も面白さの一つです。

 

 

四人で冒険した旅路の思い出の地を訪れると当時の面影を持つ50年後

の村人達が登場します。

その村で事件や問題が起こった時、新たな弟子で一緒に旅をしている

フェルンはどうしてそうするんですかとフリーレンに尋ねると、「ヒンメル

ならそうしたから。」と答えます。

 

エルフであるフリーレンは人間の考えや行動は分かりません。フリーレン

にとって人間としての正しい言動の答えは一緒に旅をした勇者ヒンメルの

思い出の言葉や行動だったのです。

勇者ヒンメルを思い出し、同じ行動をする事でフリーレンは少しずつ人間

を理解していきます。

 

フリーレンが勇者ヒンメルと同じ行動をする事で人間を理解する方法は

皆さんが来年四月エクステックに入社し、エンジニア人生を歩み始める

時にも凄く参考になると思います。

それはどういう事かというと。お話しの続きは、次回入社式の社長挨拶で

・・・to be continued

 

と、内定式の社長挨拶をここで終わってしまうと本当に気軽なアニメの

雑談だけになってしまいますから、もう少しだけお話しさせて下さい。

 

皆さんは来年四月に入社されITエンジニアとして活躍される事になり

ます。皆さんは間違いなく優秀な人材で、間違いなく優秀なスキルを身

に付けます。その理由は、毎年入社される先輩達がそうだからです。

 

他社の社長と話しをする時にも、うちに入社してくれる人達は毎年良い

人ばかりで、皆さん優秀なエンジニアになりますと誇らしげに話しをし

ます。

 

 

という事でここにおられます内定者の皆さんは優秀なITスキルをどん

どん身に付けられのですが、そこにもう一つ足して欲しいものがあり

ます。それは、「人間性や思い遣り」です。

皆さんには「人間性や思い遣りにあふれたエンジニア」になって欲しい

と思っています。

 

フリーレンは優秀な魔法スキルを持った魔法使いです。フリーレンも

人間を知る事で更に優秀な「人間性や思い遣りにあふれた魔法使い」

になっていきます。

 

木下さんは皆さんにIT関連の本をお配りしましたが私から皆さんへは

「葬送のフリーレン」コミック本1、2巻をお配りします。

11巻まで出ていますので読みたいと思ったら残りは自前でご購入下さい。

 

 

社長挨拶の気楽なアニメ雑談にお付き合い頂きありがとうございました。

続きは、次回入社式の社長挨拶へという事で、私の内定式のご挨拶と

させて頂きます。本日はおめでとうございます。