論語を学ぼう(3)― 学びを楽しむ人が一番強い

論語の一頁

以前、「論語を学ぼう(1)(2)」という記事を書きました。

改めてですが、『論語』は中国の思想家・孔子と、
その弟子たちとの対話や教えをまとめた書物です。

約2500年前に生まれた言葉ですが、
不思議なことに現代にも通じる内容が数多くあります。
ビジネス書や自己啓発書のように「こうすれば成功する」という話ではなく、
「人としてどう生きるべきか」が語られているため、
時代が変わっても読み継がれているのかもしれません。

今回も、そんな論語の中からひとつの言葉を取り上げてみたいと思います。

今回紹介したいのは、私自身も好きなこの言葉です。

知之者不如好之者、好之者不如楽之者
(之これを知しる者ものは之これを好このむ者ものに如しかず、之これを好このむ者ものは之これを楽たのしむ者ものに如しかず)

簡単に言うと、

「知っている人は、好きな人にかなわない。好きな人は、楽しんでいる人にかなわない。

という意味です。

私たちは大人になると、
「勉強しなければならない」
「仕事だからやらなければならない」
という考え方になりがちです。

もちろん、それも大切です。

しかし孔子は、
ただ知識を持っているだけでは十分ではない。
さらにその対象を好きになり、
最終的には楽しめるようになることが理想だと考えていたようです。

これは仕事にも当てはまる気がします。

例えばIT業界では、
休みの日でもつい新しい技術を触ってしまう人や、
何か面白そうなものを見つけると試さずにいられない人がいます。

そういう人を見ると、
「勉強している」というより、
「楽しんでいる」ように見えます。

そして多くの場合、そういう人の成長はとても速い気がします。

最近はAIの進化もあり、
新しい技術が次々と登場しています。

正直なところ、全部を勉強するのは不可能です。

だからこそ、義務感だけで学び続けるのは
苦しい時代になっているのかもしれません。

興味を持つ。
好きになる。
そして楽しむ。

その状態になれば、
自然と情報を集め、
自然と試し、
自然と成長できます。

孔子が生きたのは今から二千年以上前ですが、
人が何かを身につける本質は、
あまり変わっていないのかもしれません。

私自身も、
「もっと勉強しなければ」
と思うことがあります。

しかし論語を読むと、
勉強そのものを目的にするのではなく、
まずは興味を持ち、
好きになり、
楽しむことが大切なのだと気づかされます。

皆さんにも、
気づけば時間を忘れて夢中になってしまうものはありますか?
もしかすると、その中に成長のヒントが隠れているのかもしれません。

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