論語を学ぼう(2) ― 「学び続ける人」が強い理由

論語の一頁

以前、「論語を学ぼう(1)」という記事を書きました。

数千年前の言葉なのに今の時代にも通じることが多く、
改めて「人間そのもの」はあまり変わっていないのかもしれない、と感じます。

今回取り上げるのは、有名なこの言葉です。

学びて思わざれば則ち罔(くら)し
思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し

要約すると、

「学ぶだけでもダメ。考えるだけでもダメ。」

という意味です。

これは、現代でも当てはまる言葉ですよね。

例えばエンジニアの世界でも、

  • 新しい技術を調べる
  • 本を読む
  • 動画を見る
  • AIに聞く

といった「学ぶ」機会は、昔に比べれば圧倒的に増えました。

特に最近は生成AIのおかげで、
情報そのものにはかなり簡単にアクセスできます。

しかし、

「知っている」と
「使える」は、かなり違います。

実際に手を動かしてみると、

「あれ、思った通りに動かない」
「理屈は分かるけど現場では難しい」

みたいなことが普通に起こります。

逆に、経験だけで進むのも危険。

「昔はこれでうまくいった」
「今まで問題なかった」

だけで止まってしまうと、
技術も環境もどんどん変わるので、
気づけば置いていかれてしまうこともあります。

だからこそ、

  • 学ぶ
  • 考える
  • 実際に試す

この繰り返しが大事なんだと思います。

個人的には最近のAI時代こそ、
この論語の言葉が必要だと感じています。

AIは本当に便利です。

答えもすぐ出るし、コードも書いてくれる。

でも、便利すぎるからこそ
「なぜそうなるのか」を考えなくなる怖さもあります。

ただ答えを受け取るだけだと、
「分かった気」になるんだと思います。

でも実際に使ってみると、
うまくいかない事が多い。

この感覚、経験したことがある人も多いのではないでしょうか。

論語というと、少し堅いイメージがありますが、
読んでみると非常に「人間あるある」が多いです。

論語の時代にも、

  • 勉強だけして満足する人
  • 経験だけで突っ走る人

がいたのかもしれません。
そんな風に論語を読むと、より面白く思えてきます。

時代は変わっても、
「学ぶ」と「考える」のバランスが大事、という部分は、
あまり変わっていないのかもしれません。

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