少し前に日本経済新聞で
『ハケンの「気配り力」評価』という見出しの記事を見かけました。
「仕事の評価」といえば、「スキル」、「資格」、「成果」といった、
比較的見えやすいものが評価項目として重視されがちだと思います。
しかし、それだけでは測れない部分にも、
注目が集まっているという事かもしれません。
周りが困っていそうなことに気づく。
忙しそうな人に声をかける。
情報共有を忘れない。
初参加の人が孤立しないようにする。
こんな気配りって、職場の空気をかなり支えています。
でも、こういった行動はあまり評価されずに、
むしろ「やって当然」みたいな扱いになっている事も多いのではないでしょうか。
しかし、実際の仕事では
ちょっとした声かけや、ちょっとした気遣いに助けられる場面は、本当に多いです。
新入社員、中途入社の方や、特に新しい環境では
「話しかけやすい空気」や「質問しやすい雰囲気」は、思っている以上に大事で、
パフォーマンスにも影響を及ぼしたりすると思います。
実際、自分自身もこれまで、
「この人がいたから助かったな」と思う場面が何度もありました。
特別すごいコミュニケーションの話ではなく、
「気軽に話しかけてくれた」
「困っている時に気づいてくれた」
そんな小さなことです。
ちょうど前回も、AIと効率化についての話題に触れましたが
AIは便利で生産性を高めるツールである事は間違いありません。
その一方で、「人間らしい部分」の価値も、
大切なのではないか、そんな話だと思います。
もちろん、気配りだけで仕事はできません。
技術も知識も大事です。
でも、「一緒に働きやすい」、「安心して相談できる」、
「空気を良くできる」といった力も、立派な仕事の力ではないでしょうか。
職場の雰囲気って、制度やルールではなくて
日々のちょっとしたやり取りや、小さな気遣いの積み重ねで、
少しずつ作られていくものだと思います。
「気配りが出来る」というのは、
その人の性格の話ではなくて、
評価すべきスキルなんだな、と再確認した気がしました。