以前、「論語を学ぼう(1)」という記事を書きました。
「三十にして立つ。四十にして惑わず」という言葉を聞いた事はありませんか?『論語』の有名な言葉ですが、「40歳になっても惑いっぱなしだよ」なんて会話が続きそうですが・・・改めて論語について学んでみようと思いました。 (2022年8月22日 企画推進室) 論語とは 『論語』(ろんご、拼音: L...
数千年前の言葉なのに今の時代にも通じることが多く、
改めて「人間そのもの」はあまり変わっていないのかもしれない、と感じます。
今回取り上げるのは、有名なこの言葉です。
学びて思わざれば則ち罔(くら)し
思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し
要約すると、
「学ぶだけでもダメ。考えるだけでもダメ。」
という意味です。
これは、現代でも当てはまる言葉ですよね。
例えばエンジニアの世界でも、
- 新しい技術を調べる
- 本を読む
- 動画を見る
- AIに聞く
といった「学ぶ」機会は、昔に比べれば圧倒的に増えました。
特に最近は生成AIのおかげで、
情報そのものにはかなり簡単にアクセスできます。
しかし、
「知っている」と
「使える」は、かなり違います。
実際に手を動かしてみると、
「あれ、思った通りに動かない」
「理屈は分かるけど現場では難しい」
みたいなことが普通に起こります。
逆に、経験だけで進むのも危険。
「昔はこれでうまくいった」
「今まで問題なかった」
だけで止まってしまうと、
技術も環境もどんどん変わるので、
気づけば置いていかれてしまうこともあります。
だからこそ、
- 学ぶ
- 考える
- 実際に試す
この繰り返しが大事なんだと思います。
個人的には最近のAI時代こそ、
この論語の言葉が必要だと感じています。
AIは本当に便利です。
答えもすぐ出るし、コードも書いてくれる。
でも、便利すぎるからこそ
「なぜそうなるのか」を考えなくなる怖さもあります。
ただ答えを受け取るだけだと、
「分かった気」になるんだと思います。
でも実際に使ってみると、
うまくいかない事が多い。
この感覚、経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
論語というと、少し堅いイメージがありますが、
読んでみると非常に「人間あるある」が多いです。
論語の時代にも、
- 勉強だけして満足する人
- 経験だけで突っ走る人
がいたのかもしれません。
そんな風に論語を読むと、より面白く思えてきます。
時代は変わっても、
「学ぶ」と「考える」のバランスが大事、という部分は、
あまり変わっていないのかもしれません。