単なる井戸端会議 パート119

『石の上にも三年』

 

(2017年 7月 3日 福嶋 昭)

「お仕事、楽しそうですよね。」

そのように言われる事は少なくありません。

自分自身も確かに「楽しいか、楽しくないか」と聞かれると

「かなり楽しいです。」と答えます。

 

でも、それは最初から楽しいのではなく楽しくするために

時間と労力を掛けてきたからです。

 

よくクラブ活動に例えるのですが

弱くて試合をしても負けてばかりいると楽しくないですよね。

確かに毎日辛い練習は面白くないです。

 

でも、その努力の甲斐があって試合に勝った時には試合に

勝つことがこんなに嬉しく楽しいのだという事を理解すると

今迄辛いと思えた練習をもっと頑張ってみようという気持ち

に変わると思います。

 

そのうちに自身のレベルがどんどん向上しどうしても勝て

なかった相手に勝てた時には新たな目標と楽しくなる為の

練習が始まるのだと思います。

 

仕事も同じだと思います。

今年57歳になりましたが今でもその繰り返しです。

「石の上にも三年」はよく使われのでご存じだと思います。

がまん強く辛抱すれば成功するという例えですが、

現状維持で同じ努力の三年間では成功の確度は高くないと

思います。

 

何が良くないのか、何を変えれば良いのか、絶えず試行錯誤を

繰り返しての「石の上にも三年」が必要だと思います。

 

私は大きな事をするには五年掛かると思っています。三年は

その成功するか否かの確度が見える大切な時期だと思います。

いつ生まれた言葉かは分かりませんがこの時間感覚は私の中

では大いに共感できます。