単なる井戸端会議 パート97

『マジシャン』

(2015年 9月 7日 福嶋 昭)

 

今年のこの暑さはどうなるの!!

と思っていたらお盆辺りから暑さが和らいできました。

「暑さ寒さも彼岸まで」少しずつ秋が近づいて来ます。

 

長い年月、そんな歩みを繰り返し今も昔も日本人は同じ事

を感じてきたのだと思うと感慨深いですね。

 

お彼岸と言えば「おはぎ」ではなくお墓参りですが私のお墓

参りは本当に長い間ご無沙汰状態です。

両親は三重県出身で子供の頃にはよく一緒に田舎のお墓

に行っていたのですが私の代になって大変だろうと両親が

住んでいる奈良にお墓を移してくれました。

 

大阪の住まいからは車で1時間半あれば行けるのですが

気付けば本当にご無沙汰です。

今年はお墓参りに行ってご先祖様とお話しをしてこよう

と思います。

 

 

 

―― 『マジシャン』

 

話は変わりますが、贔屓にしているお店の途中に気に

なるお店があります。マジックを見せてくれるバーです。

行った人に話しを聞くと面白そうなので行ってみたいと

前から思っていました。

 

マジックを見せてくれるお店は幾つかあるのですが

そのお店はよくテレビに出ているマジシャンの方が

マジックショーの上演スケジュールを予め公開して

おり、途中入場は出来ないシステムです。

喋りが軽快で「トレビア~ン」といったら分かる人も

少なくないと思います。

 

一人では行きにくいので知り合いの方を誘い見に

行きました。扉を開けると綺麗でシックなお店です。

カウンターで飲み物を頂きながら時間にして1時間

弱のマジックショーを見せてくれます。金額もリーズ

ナブルです。

 

その日のお客様は二グループ総勢5人で、その中には

リピーターの方もおられたようです。

トランプや小道具、身の回りの品、時にはお客さんが

身に付けている物を借りてのマジックで、その度に

歓声があがっていました。

 

が、そのマジシャンの方曰く

・・・「皆さんの声は沢山聞こえざあますがお客さん(私)

の声はまだ一度も聞いてないざます」

 

マジックを見ているうちに・・・

どこにタネがあるのだろう、絶対ここにはネタはないよね、

ここであるはずはない、じゃここは、と気付けばネタの隠し

場所を消去法で消去しながら見ていました。イカン、とても

嫌な客になっている。ごめんなさい。

ここからはもっと純粋に楽しむモードに切り替え。

 

最後まで楽しませて頂き、結局お店で販売している手品の

商品数点を二人分お買い上げ。いつの間にかマジックに

かかっていました。

その商品はそのまま机の隅に置いたままです。

 

私は手先がそんなに不器用な方ではないと思いますが

マジシャンの方は商売とは言え本当に器用で凄いですね。

 

また、新しいマジックを生み出そうと、毎日、毎日、一生懸命

考えているのかと思うとそこは私の日々のビジネスと似て

いるところがあります。

 

常識や当たり前に捕らわれず色んな角度から物事を見て

新作ビジネスを考えていきたいと思います。