東京は江戸だったを実感

底冷えのする朝晩になりましたね。
ついこの間までの、あの夏のぐにゃりとするような暑さの
ことなんか、とうに忘れてしまった寒さです。

どうも、
紅葉とコートの襟を立てる姿が似合う男@イソナガです。

さて、そんな寒い季節の始まりといえば、「酉の市」!
行ってまいりましたよ~~~!
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今年の酉の市は、三の酉まである年。
11/3(日)、11/15(金)、11/27(水)となってます。

酉の市とは、商売繁盛・開運招福を祈願する
お祭りで、有名なのは熊手を模した縁起熊手。
言わずと知れた「福をかき込む」ことが謂れだそうです。

さて、6年連続で弊社の福嶋はここにお参りしております。
その様子などは「酉の市」で右側の検索ボックスで見られます。
ちなみに、こちらをクリックで2回目の様子が見られます。

今年の酉の市は、二の酉11/15(金)のお昼に
昨年の縁起熊手を私が持って出かけることに。

社長:「熊手・・・重いけど大丈夫?」
私:「えっ? あれ~?重さを感じないです」

そうなんですよ。高さや幅は見た目では
小さいお子様のそれなんですが、持ってみると
なんだか、とーても軽いんです。

そんな、軽い熊手でも
電車で移動している際は大きいので人目を惹きます。
外国の旅行者さんも「あれはなんだ?」という風に
通訳の方に聴いているようでした。

さて、そんなこんな30分もたたないうちに
浅草の酉の市へ到着。
あいにく小雨がぱらついてます。

社長:「いや~、こんなに人が少なくて参道まで
    スイスイ来れたのは初めてやわ。
    雨のせいだね、やはり」

わたし:「それもこれも私が『持ってる』・・・」

社長:「あーっ、はいはい。 持ってる持ってる。
    雨男の称号な。はい、はい。
    それより、参道に入る前に
    その去年の熊手、そこに納めるんやで」
    
・・・・・・そうです。
なぜかイソナガが大阪出張の時、よう雨が降るんです。

さて、そんなことより
人が少ないといえど、さすがは天下の酉の市。
威勢のいい呼びかけと、ザワザワした雰囲気の中、
多種多様な熊手がある中でキョロキョロする人や、
品定めで思案顔の人、笑顔で小さな縁起熊手を
手にするお子ちゃま、など、実にさまざまな人人人でした。

実は、私も初めての酉の市。
もう観光客さながら、キョロキョロしながら
「お~~~、すげ~~、きれい!」を連発。
下町の東京はあまり見たことがなく、このような
江戸情緒がある祭りも当然、初めてでした。

まさに、「江戸」と「粋」
「ちゃきちゃきな江戸っ子」といった風情が溢れています。
たとえるなら、
宮部みゆき先生の江戸話シリーズの世界観そのもの。

社長に「ここやで」といわれて、そちらに振り向くと
「へい、らっしゃい!」と男前で威勢のいい声と笑顔。

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社長: 「いっつもここで買ってるよ」

男前店主:「はい。えーと去年の大きさはこのタイプ?」

社長:「うーん、なんか小さいかなぁ」

わたし:「もう一回り、でっかかったです」

男前店主「??そうですか??同じ大きさのような」

わたし:「いや、ここにくるまで持ってましたし。ね、社長?」

社長:「あっ? う、うん」 

じゃ、ということで、もう一か所の同じ屋号のお店で品定め。
いい感じのものが見つかりました。

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男前店主:「これ、○○円になりますけど、どうでしょ!」

社長:「いやいや、6年も続けてお宅で買うてるのよ。
    来年はもっと大きいので・・。
    な? どやろ祝儀込みで去年と同じで。」

というようなやり取りを何度かして
男前店主さんが
「参ったわ~。いいでしょ、おっしゃる値段で!」となり、
いざ、お金を支払う段で抜け目なく男前店主は
「旦那、で、お値段は○○円で?」
社長:「それ高くなってる(笑)。去年と『同じ』でお願いしますっ」という小芝居めいたやりとりもみられました。

「では。お手を拝借、三本締め!
株式会社エクステックさま 商~売っ 
繁盛っ 繁盛っ、はんじょ~~う ×3 」

という恒例の3本締めに参加できたのもいい経験でした。

で、縁起熊手を持ち帰るイソナガの役目登場。
持ち上げると、「ずっしり」

・・・・あれれ???? むちゃくちゃ重い。
腕がピクピクするほど重た~~くなってます。
気のせいか高さや幅も大きくなってる・・ような。

わたし:「社長、なんか重くなってます。
     気のせいか、でかくもなったよな・・・」

社長:「重いのは福がぎょうさん詰まってるからやろ~。
    大きさね、それたぶんちょっと大きくなってる。
    途中から気づいた。」

わたし:「えええ? そんな去年と一緒の大きさじゃ・・・
     えええええ?」

さすが社長。駆け引きでは一枚上手。
どうりで、私が同じ大きさですよね、っていったとき
なんだかおとなしかった訳だぁ。
やはり、ただでは起きない人です。

そんな社長は、沿道にずらりと並んだ出店に
すでに心は奪われ、目は獲物狩りのものになっており、
私はその後をヨタヨタとついていきます。

「さぁ、これが楽しみ」といって
ベビーカステラ、たこ焼き、と一気に買い込んで、
さらに、
「なぁ、さつまいもスティック・・・・」といいだすので
「ダメです。太ります。禁止です。」と禁止令をイソナガ発令。

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名残惜しそうに出店を眺める社長を地下鉄の階段へ
引きずり込んできました。

さて、
社長から「夜の酉の市もきれいやぞ~~」といわれ
ツレとその夜といってみましたが、まぁ
見事に混んでました。参拝まで1時間以上かかる
とのことで、参拝しない人用の道を抜けて中に入りました。
夜の酉の市きれいでした~~。

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ツレは・・・・感動はしてましたが、混むのと並ぶのが
私以上に嫌いな人で、社長と同じく出店の
食べ物に心奪われて喰う専門になってました。

えーと・・・・・。
というブログをす~っかり書くのを忘れてしまって
月曜の朝になってしまいまして、イソナガ
「熊手だけにクマッた・・・・困った」というお話でした。

おあとがよろしいようで。