鉄道の話し。

箱根登山鉄道

箱根登山鉄道に乗車してきました。

お盆休み期間中、皆さんはいかがお過ごしですか。私はカレンダー通りの出勤でしたが、いつも満員の通勤電車がガラガラで、世間の人たちは夏休みを過ごしているんだな~と、少し羨ましく感じつつ仕事をしていました。

今回は私の趣味である鉄道のお話です。なので鉄道に興味のない方にとっては、なんのこっちゃよ~わからん内容となっています。ご了承ください。

先日、長年の課題?であった箱根登山鉄道に乗車してきました。関東にお住まいの方にとっては、小田急に乗ればすぐに到着する距離ですが、私のように関西に住む人間にとっては、なかなか行く機会のない鉄道です。

箱根登山鉄道について、少々解説すると。

箱根登山鉄道は神奈川県の小田原~箱根湯元~強羅間を走るローカル私鉄です。営業距離にして、たった15キロ間なのですが、実質は自社車両で運行する、箱根湯元~強羅間の9キロ弱の運行です。さすがに登山鉄道というだけあって、その9キロ弱を、なんと40分もかけて走ります。私の利用するJR西日本の新快速ならば4分くらいで走ってしまう距離をです。

箱根登山鉄道のすごいところを挙げると。

①粘着抵抗※のみで80‰の急勾配を登る。
②半径30mの急曲線が随所に存在する。
③スイッチバックが3箇所存在する。
④小田急乗り入れの箱根湯元~入生田間が3線軌。
⑤標高差約450m(箱根湯元~強羅間)。
⑥車歴50年?の車両が現役。
と、鉄道用語連発ですが、鉄道マニアにとっては魅力いっぱいの鉄道です。

たとえば、分かりやすく、すごいところを説明すると。
(車両1両の長さが15mの3両編成(全長45m)の列車として・・・)

①粘着抵抗※のみで80‰の急勾配を登る。
  ==> 列車の前後で約4mの高低差が生じるほどの勾配。
②半径30mの急曲線が随所に存在する。
  ==> 4列車(12両)で円が出来る。
③スイッチバックが3箇所存在する。
  ==> 途中で3回、方向転換し標高を稼ぎます。
④小田急乗り入れの箱根湯元~入生田間が3線軌。
  ==> レールの幅の違う車両が同じ線路を走ります。
⑤標高差約450m(箱根湯元~強羅間)。
  ==> たった9キロで450mも標高を稼ぎます。
⑥車歴50年以上の車両が現役。
  ==> 内装は木でした。
※金属同士の摩擦抵抗

急勾配・急曲線、車窓、車両と何もかもが始めての経験で、恥ずかしながら、ちょっと興奮の乗車体験でした。

箱根といえば芦ノ湖や温泉地で有名ですね。温泉の湯量も豊富で、魅力的な温泉がたくさんあり、箱根滞在中はのんびり過ごすことが出来ました。移動にはついつい車を利用してしまい、鉄道などの公共交通機関が見過ごされがちですが、のんびりと車窓を眺めながらの旅もいいもんです。

さらには、その鉄道が建設されるに至った経緯や、鉄道に関する予備知識を得た上で、列車に乗ると、さらに楽しい旅になるのではないでしょうか。きっと鉄道好きには共感してもらえるはず!。