皆さんは自分自身を大切にされていますか?そして、自分と関わる周りの人たちを大切にできていますか?これまで紹介してきた『7つの習慣』の第1〜第6の習慣では、私的成功と公的成功について学んできました。最後のまとめになります、第7の習慣は再新再生の習慣「刃を研ぐ」こと。自分や周りを大切にしようとする時に使える武器は自分自身しかありません。
著者のコヴィーは、4つの側面から自分へ投資をしていくことの大切さを伝えています。
この4つの側面は、ひとつひとつは簡単なことですが、日々のアップデートをコツコツと積み重ねてバランスよく育てることが大切です。IT企業らしく、PCで例えてみましょうか。
側面 | 構成パーツの例 | 説明 |
---|---|---|
肉体 | バッテリー・ファン | 燃費(体力)や放熱(ストレス発散)が大事 |
知性 | CPU・メモリ | 思考力や情報処理能力を担う頭脳部分 |
精神 | OS | 判断基準や価値観を司る“軸”のようなもの |
社会・情緒 | ネットワーク・UI | 他者とつながる力、対話のスムーズさ |
どれか一つだけを鍛えても、どこかで悪い影響を与える結果になってしまいます。
- CPUが最新でも、OSが古いとソフトはうまく動きません。
- ファンが詰まって熱暴走すれば、どんな高性能マシンも落ちます。
- ネットワークが不安定だと、クラウド上のデータにもアクセスできません。
私たちも同じで、「思考力はあるけど体力が追いつかない」「共感力は高いけど自分の軸が揺らぎがち」といった状態では、本来の力を十分に発揮できないんです。
アップデートは止まるからこそ「手動」でやる意味がある。
ソフトウェアのアップデート通知って、つい「後で」にしがちですよね。
それでも、時代も技術も前に進んで止まらないものです。PCは放置していると、気づけば脆弱性だらけになって犯罪に巻き込まれてしまいます。それはきっと、人間も同じ。自分の身体や考え方、感じ方、人との関係も、「まあ今はいいか」と流しているうちに、ズレやモヤモヤが蓄積されていくことがあります。
第7の習慣「刃を研ぐ」は、「自分を大切に保つ」ことに手間を惜しまない、という姿勢そのもの。
人生は自動アップデートじゃないからこそ、手をかける意味があるんです。
世代や年齢に関係なく、更新はできる
「もう若くないし」と思うこと、ありますよね。ケガや病気で故障しちゃうこともあります。でも、アップデートに年齢制限はありません。どの世代でも、どの立場でも、意志さえあれば、何度でもやり直せるし、前に進むことができます。
完璧じゃなくてもいい。80%の状態を心地よく保つ。それが、きっといちばん長く働き続けられる秘訣です。私たちエクステックは、120%の瞬間的なパフォーマンスよりも、80%のいい状態を持続することを大切にしています。
周囲と和を保ちながら、自分も無理なく成長していく。そんな生き方・働き方こそ、令和の時代に求められる「刃を研ぐ」方法なのかもしれません。
あなたの「PC」は今日も元気に動いていますか?たまにはアップデート、してあげてくださいね。
シリーズのまとめ
これまで『7つの習慣』をテーマに、エクステックの日常や業務に引き寄せて、実感を持っていただけるように記事を書かせていただいてきました。
- 第7の習慣「アップデートは止まらない」←Now
コヴィーは付け焼き刃のテクニックではなく、根本から自分を見つめて人格を磨いていくことで真の成功が得られると伝えています。このシリーズを通して、人生のヒントを得てもらえることを願っています。