エクステックが育てたいエンジニア パート3   (完結編)

お客様のビジネスに進化をもたらす
エンジニアを目指して

(2007年10月15日 福嶋 昭)

気が付けば、私自身四半世紀システム構築の仕事に携わる事ができました。
沢山の方々に支えて頂いた結果であり、
今も沢山の方々との繋がりがどんどん広がっています。
感謝、感謝の日々です。

ところで私も四半世紀続けることが出来た
エンジニアが目指すものって何なのでしょうね。
私は採用面接時にもよく質問させてもらいます、
『エクステックに入ってどんなふうに成りたいですか?
何がしたいですか?』
人それぞれに答えが異なるのは当然ですが、入社後に
色々な経験を重ねることで価値観が変わり、入社時と
その答えが変わる人も少なくありません。

個々のエンジニア人生の中でその瞬間、瞬間にエンジニアが
目指している答えはどれも正しいのだと思います。
今日は私が色んなプロジェクト経験をさせてもらい、
私の集大成として目指したエンジニアのお話をさせて頂きます。

―― お客様のビジネスに進化をもたらすエンジニアを目指して

IT業界に入社した頃は何もわからずにサンプルを見よう見真似で
マニュアル片手にプログラムを作っていました。
最初は分からなかったことも理解出来るようになり、
自分が思うような動きをするプログラムが出来ると、
どんどん面白さの中に引き込まれていきました。
その時には面白さが先行しどんなふうに成りたいということよりも、
プログラム作りに夢中だったような気がします。

そのうちにシステムエンジニアとしての仕事がまわってくるようになり、
面白さ、実力不足、歯痒さ、色んなものが混ざり合い
自分がエンジニアとして何を目指しているのだろうと考えるようになりました。

面白さというテンでは、システム構築という世界の中ではありますが
一生の中で沢山の業種業態の仕事と出会え、経験が出来ることです。
また、その中で沢山の人達と出会えることも大きな魅力でした。

少し余談ですが、私は凄く人見知りです。小さな頃に母親と買い物に行き
近所のおばさんに会うと恥ずかしさから目をつむる癖があったようです。
少しして様子を伺うために薄目を明け、おばさんと目が合うと
また慌てて目をつむり、最後には泣き出したそうです。
おばさん達の間でついたあだ名が『鳥目のアキちゃん』でした。

そんな人見知りは今でも少し残っていますが、
人と知り合うこと、人と話しをすることの楽しさを教えてくれたのはこの仕事です。

話しを戻します。システムエンジニアとして自分の考え、設計したものより、
もっといい考えや設計があるんじゃないか、設計方針や先輩の設計を見て
自分ならこうするのに等、色んな葛藤の中で幾つものプロジェクトを経験しました。

当たり前のことですがある時、システム構築の仕事に携わっていて
ハッとしたことがあります。
この仕事は、お客様も技術者も一緒になっていいシステムを作ろうと
同じ方向にベクトルが向いているんだ。本当に何て楽しい仕事なんだろうと思いました。
その時には、
お客様に喜んでもらえるシステムを作れるエンジニアを目指そうと思いました。

システムエンジニアとしての年齢や経験を重ねるうちに
大きなプロジェクトでの提案や分析、責任者としてのポジションを
経験出来る機会を頂けるようになりました。
それを経験した時に私自身がエンジニアとして目指すものが
はっきりしたように思います。

システム構築は企業にとっては大きなイベントです。
沢山のお金と沢山の時間、沢山の人が協力してその企業を
より良くする為のしくみに取組みます。
システム構築はその企業が築き上げてきた文化や習慣、仕事のフローや
考え方を見直すことが出来る機会でもあるのです。

エンジニアとしてそのイベントに参加しているわけですから、
お客様が言われた内容をそのまま設計し、プログラムしていたのでは
せっかくの企業のしくみを見直す機会を逃してしまうことになります。
本当にこれでいいのか、システム屋の立場から検証をし
お客様と意見を交えるべきだと思っています。
そうしたシステム構築というイベントの中で新たに生まれ、
採用された考え方は幾つもあります。

私達が手掛けるシステム構築という仕事は、その企業を支えている
多くの正社員の方達以上に企業の根幹にかかわることが少なくありません。
冒頭に申しましたように、その瞬間、瞬間にエンジニアが目指している
答えはどれも正しいのだと思いますが、
システム構築という大きなイベントの中で、
『お客様のビジネスに進化をもたらす』という可能性や期待を
担っている仕事でもあるということを思い出して頂ければと思います。

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