単なる井戸端会議 パート179

『相手の立場で考える』

(2022年 7月 4日 福嶋)

暑い、熱い、熱い。

8月ならもう少し気持ち的にも構えていたと思いますが、6月にこの暑さはイカン

でしょう。夜中もクーラーがないと厳しい暑さですね。子供たちが小さな頃は発汗

作用を促すのに我が家ではクーラーを控え目にしていましたが、気候変動で今は

気を付けないとすぐに熱中症になりそうです。

 

50歳くらいまでは夏もスーツでしたが時代、気候の変化と共に今はお客様先や

イベントの時以外は私服で仕事をする事が増えました。

採用の面接で来られる人達はスーツで来られる人が多いのですがこの時期、

エクステックの面接には上着がなくても大丈夫です。

 

この暑い日が続く中で、減少し落ち着いていたコロナ感染者の数もじわじわと

増加傾向にあります。更にインフルエンザの兆しもあるようです。インフルエンザ

とコロナの同時感染「フルロナ」も厄介ですよね。

 

感染対策も色々とありますが、身体の内からは食べて、寝て、体力や抵抗力を

維持する事が大切ですね。今年は暑い夏になりそうですが体調や予防に気を

付けて楽しい夏にして下さい。

 

 

 

『相手の立場で考える』

 

先日、知り合いの娘さんが保育園に通う話しになり、ふと当時の幼稚園の

記憶がよみがえりました。

もう50年以上も前ですが、今でも嫌な記憶が残っています。年度の途中で

新しく男の子が入園してきました。最初は何もなかったのですが、気が付くと

周りの子達も巻き込んで私へのいじめが始まり、どんどんエスカレートして

いき、いつの間にか孤立状態になっていました。

 

小さいなりに家があまり裕福でない事を理解していましたので母がこの事を

知ると苦しむだろうから言えないと思い自分の中にしまっておきました。

幼稚園に通うことが本当に嫌で、嫌で仕方なかったのですが帰宅してからは

近所の友達とは仲良く遊んでいたのが救いでした。

 

そんな日々が続く中、卒園のタイミングで遠くに引っ越しをする事が決まり

ました。もう少し頑張って最後まで幼稚園に通う励みになりました。引っ越せる

ということで少し自分でも気が緩んだのか卒園が近づき母と手を繋いで歩いて

いた時にいじめをされている事を口にしてしまいました。

母はどんな気持ちだったのか、ここまで耐えたのだから最後まで言わない方が

良かったのかもしれなかったと今でも思っています。

 

子供でしたが環境が変わってリセットが出来るこの機会を大切にしようと思い

ました。次は同じようになってはいけない、同時に相手にも同じような想いを

させる自分であってはいけないと思いました。

いじめられる経験をしないに越したことはないですがいじめを受けた事で、

今となっては学んだこともあるように思います。このことは子供の世界だけ

ではなく、大人の世界にも存在します。

年齢に関係なく人間として考え方や好みがそれぞれ異なる限りはその行動

をしてしまう可能性があるのだと思います。

 

いじめを受ける側、いじめを行う側、180度違う立ち位置ですがいじめを行う側

も我に戻った時には良い気持ちはしないと思います。

子供の頃から母親には相手の気持ちになって考えなさいと言われてきました。

そんな当たり前のことが「社長業、友達、同僚、夫婦、親子、意見の相違、

初対面、等」色んなところで役にたっています。

 

相手の気持ちになって考える事はエンジニアでの仕事にも通じる教えでした。

「相手の立場で考える事が出来るエンジニアは良いエンジニアです。」と私は

若いエンジニアに話しをします。エンジニアにとって技術は当然必要ですが

そのシステムを使うのはお客様です。

 

自分よがりの思い込みでシステムを作ると使えないシステムになってしまう

事があります。使う人の立場にたって、使い易いシステムとは何だろうと考え

システムを構築する姿勢は大切です。ビジネスも人です。

お客様からもきっと感謝されると思います。