プログラマーとシステムエンジニア

先日、プログラマーとシステムエンジニアの違いについて質問される事がありました。この業界の方でないとシステムエンジニアとは何をする人なのか、何となく知っていても「よくわからない」という方がほとんどかもしれません。

(2021年11月22日 企画推進室)

システムエンジニアとは

いつものようにWikipediaで調べてみると

システムエンジニア(略称:SE、エスイー)とは、日本において情報システム関連の業務に従事する者を指す用語である。和製英語。

Wikipediaより引用

和製英語だったんですね。思ったよりも大雑把な説明で、これではプログラマーとの違いはわかりません。というか、プログラマーもSEという括りに入る事になります。

正直、定義も曖昧な言葉ですが、私は次のように説明しました。

建物を建てる時に、どのような建物を建てたいかを建物のオーナーと打合せして、設計図を描き、最後に出来上がった建物を確認する、ITシステムの構築でそんな役割を担っているのがシステムエンジニアであり、設計図を元にプログラミングを行ってプログラムを作成するのがプログラマーです。

そもそも言葉の定義が曖昧なために、実際の領分としても曖昧なのが現実だとは思いますが、概ねこんな所ではないでしょうか。

また、プログラマーを何年か経験してからSEにクラスチェンジ(?)するのが一般的かもしれませんが、そうでないSEも存在します。

そもそもSEにプログラマーとしての経験が必要か?という問いに対して、建築士に大工の経験が必要か、みたいな話が出てきたりして、この辺りはいろいろな議論が出る所かもしれませんね。

その先は

プログラマーからSEにクラスチェンジしたとして、その先はどうでしょうか。

ITアーキテクト?ITストラテジスト?

ここまで考えて、この業界を志望する方は少ないかもしれませんね。

 

企業領域のITというのは、「効率化」をメインのテーマとしていた時代があったと思います。

しかし昨今ではDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が飛び交い、ITはビジネスを創造するツールとなってきています。

私達IT技術者も、ITの可能性を広げてビジネスを創造を支援する事ができるエンジニアへと変革が必要かもしれません。