仕事仲間と友人と

友人

仕事仲間と友人、似ているようで違う関係。皆さんは職場で友達、作っていますか?それとも作らない派ですか?仕事仲間ってどういう関係でしょうか。

(2021年9月21日 企画推進室)

仲間と友人の違い

まずは仲間と友達(友人)の違いを調べてみました。

友達
親しく交わっている人。とも。友人。朋友。元来複数にいうが、現在は一人の場合にも用いる。

『広辞苑』より

 

仲間
①ともに事をする人。同じ仕事をする人。また、その集り。同類。伴侶。たぐい。
②近世における商工業者の独占的な同業組合。株仲間。

『広辞苑』より

 

似ているようですが、仲間というのは「同じ仕事をする」という事がポイントでしょうか。

一緒に居たいと思う、辛い時に支え合う、という点で区別する必要は無いと思いますが、仲間というのは「一緒に同じ方向を向いて活動する」という点が大きく違うのだと思います。

仕事仲間」と言うと、お互いが「プロフェッショナル」として信頼し合える事が理想的ですよね。

もちろん、会社という組織の中では、経験豊富な人や、経験の浅い人、新人、いろいろな人がいます。

でも、「仕事仲間」になるためには、お互いが「プロフェッショナル」として信頼し合えるよう、研鑽を積み、切磋琢磨し合う必要があるような気がします。

そして、「全力で取り組むという姿勢」「辛そうな仲間は絶対助ける」「相手を認める」という意識の中から共感し合える事ができれば、「本当の仲間」になれるように感じます。

友人のような関係の職場が良いか?

「職場が友人同士のような関係が理想」、という方もいると思います。

考え方なので、合っている、間違っているというのはありませんが、こういう「友達関係」と聞くと、「楽しみを共有し、つらい事は慰め合う」という点を強調している印象を受けます。

一方で、「職場だと利害関係が合って、本当の友達にはなれない」という意見もあります。

こちらは、「弱みを見せたり、本音を言えない」という気持ちが表れている気がします。

 

僕の考える「仕事仲間」とは、お互いが「プロフェッショナル」として信頼し合い、共感しあい、尊敬しあえる関係。

時には甘えても、受け止めてくれる安心感と、間違っている時には叱ってくれる厳しさを兼ね備えた相手。これって、親友っぽくないですか?

自分自身が「どんな時でも頼れる仲間」になれるように努力すれば、おのずと影響の輪が広がり、「仕事仲間」としての関係性を築いていけると思います。そんな仲間と「友人と括る事ができない特別な関係」になれたらいいな、と思います。