単なる井戸端会議 パート158

『秋の夜長』

(2020年10月 5日 福嶋)

秋めいて過ごし易い季節になってきましたね。

世の中はこんなにコロナ禍で大変な状況なのに四季は他人事かの

ようにめぐってくるのかと思うと不思議です。

 

その四季も温暖化などの影響で異常気象が異常でなくなりつつある

世界になっています。過去、現在、未来の日本人が同じ四季を感じ、

風情を伝え語る事のできる日本であって欲しいと改めて思います。

 

秋の夜長、家に早く帰った時はお風呂に入り、ご飯を食べ、少し

テレビを見て、21時頃からはベッドで娘と並んで寝転びコミックス

を読む時間ができました。我が家には娘が集めているコミックスで

溢れています。

 

元々コミックス派ではないので30頁ほど見ていると眠気が襲って

きます。ウトウトし夢の世界に行きかけると隣にいる娘にトントン

され、夢の世界から引き戻されます。娘の「ニヤ」とした顔をみて、

また30頁程でウトウトしているとトントンと引き戻され、それが

3回ほど繰り返えされるとパッチリ目が覚めます。

 

最近、娘に選んでもらって読んだコミックスは「ブルーピリオド」、

「よつばと」、ただ今は「約束のネバーランド」です。

ネタバレ厳禁で少しお話しします。今のコミックスはストーリーも

絵も本当に凄いですね。

 

 

 

―― 『秋の夜長』

 

「ブルーピリオド」は成績優秀な高校生・矢口八虎(やぐち やとら)

がどこか物足りなさを感じながら日常を過していたある日、一枚の

絵に心奪われ美大を目指す物語です。

 

今まで無縁だった美術の世界に魅せられ、青年が受験までの限られた

時間の中で美大合格を目標に自分に妥協せず努力する物語です。

こんなに一心不乱に打ち込めるものがある姿は羨ましいと感じさせ

られる作品でした。美術に興味がない人も楽しめる一読あれの作品です。

 

「ブルーピリオド」を全巻読み終え次に娘が選んでくれたコミックスは

すぐにウトウトしている私をみてもう少し字が少なく読み易いものが

良いという事で「よつばと」を選んでくれました。

何か携帯のらくらくホンを薦められたおじいちゃん気分です。

 

物語は「とーちゃん」と5歳の女の子「よつば」の日常を描いた作品

です。サザエさんやまるちゃんみたいな感じでほのぼのとした気持ち

になります。

 

私は出張で色んな場所に行くことが多いのですが一時期「ダンボー」

というロボットのストラップを買ってきて欲しいと娘に頼まれました。

「ダンボー」はご当地とのコラボもあり、地方色を出した色々な種類

があります。

 

「よつばと」を読んでいると夏休みの工作としてダンボールで作られた

着ぐるみロボットが出てきました。名前は「ダンボー」です。

父 「このよつばとに出てくるダンボーはあのダンボーか?」

娘 「あのダンボーやぁ。」

父 「数話にしか登場しないキャラクターなのに日本中にダンボー

広がったのか?」

娘 「そうや。どこにビジネスチャンスが転がっているか分かれへん

という事や。」

父 「なるほど。」

何でこのダンボールロボットが人気なのか理解が出来た少しの感動と

少しのビジネスチャンスを勉強させられました。

 

「よつばと」は2003年3月から連載が始まり、コミックスは14巻まで

発行されています。現在コミックスの新刊から次の新刊が発行される

迄には数年掛かるペースなので年をまたいで気長に楽しんでみて下

さい。

 

今は「約束のネバーランド」を読んでいます。

週刊少年ジャンプに連載され、2020年12月には映画も公開される

人気作品なのでご存じの人も多いと思います。

 

「約束のネバーランド」はコミックスを読む前にレンタルDVDを

借りて6巻を見終えていました。

娘にその話をするとそれで物語の終わりではなくコミックスでは

その続きがあり、家にコミックスが揃っているので読んでみたら

という事でただ今8巻を読んでいる最中です。

 

親のいない子どもたちを集め育てている孤児院が舞台で愛情あふ

れる物語かと思いきや、ある出来事をきっかけに不気味な謎だらけ

の展開になります。逃げずに立ち向かう子供たちの行動にハラハラ、

ドキドキさせられハマってしまいます。秋の夜長に衝撃を受け、

朝まで寝れなくなりそうな作品です。

 

今年の秋はコロナ感染予防を行いながら娘と秋の夜長を楽しんで

います。