単なる井戸端会議 パート141

『ワクワク、ドキドキ、しないわけがない』

 

(2019年 5月 7日 福嶋 昭)

平成から令和の時代になり、お休みも10日間あり、私のブログ掲載

が毎月の第一営業月曜日という事で掲載していますが中旬になります

ので本日にしました。

 

私は昭和、平成、令和元号の中で日本開催の夏季オリンピック1回、

冬季オリンピック2回、大阪万博を経験する事が出来ました。更には

夏季オリンピックと万博もあるので本当に運が良い時代に生まれた

と思います。少しでも日本に恩返しをしたいと思います。

 

今年も四月一日に入社式がありました。その時の社長挨拶を思い出し

お話しをさせて頂きます。

 

 

 

『ワクワク、ドキドキ、しないわけがない』

 

新入社員のみなさん、昨年の内定式以来ですね。

社長挨拶で皆さんにどのような内容をどのように伝えようか一生懸命

思案し、先ほど出来上がりましたホカホカの社長挨拶です。

上手く皆さんに伝われば良いのですが。

 

では、改めまして、株式会社エクステックへのご入社おめでとうございます。

皆さんの気持ちを代弁すると希望いっぱい、緊張ほどほど、不安少々、

といった感じでしょうか。そんな場面は苦手という人もいるかもしれません

が、新しい事の始まりであったり、新たな挑戦であったりするタイミングに

感じる「ワクワク」「ドキドキ」感は幸せな事だと思います。楽しんで下さいね。

 

皆さんが他にも「ワクワク」「ドキドキ」するのはどんな時ですかね?想像

できるのは合格発表当日や大好きな彼女に告白する時などですかね。

 

私にも「ワクワク」「ドキドキ」の鉄板ネタがあります。

この話しをするといつも「それから、それから」、女性からは「キャーっ」

と悲鳴が上りで盛り上がるのですが入社式の社長挨拶には少し不適切内容で、

後で怒られますので、追々の機会に取っておきます。

 

さて、余談はこれくらいにして。

今日から皆さんはエクステックでシステム屋として新たな一歩を踏み出し

ます。私も、どう表現、どう伝えて良いのか難しいのですが皆さんは本当

に良い仕事を選ばれたと思います。私も卒業してから35年間IT業界で

やってきましたが今だに「ワクワク」「ドキドキ」の連続です。

時々、「ヒヤヒヤ」もありますが。

 

IT技術はどんどん進歩しこんな事が出来たら良いなが直ぐに現実になり

ます。また、ITを使わない会社や業界はないのであらゆる業界に関わる

事が出来ます。35年間IT業界で平々凡々の私でもいまだに「ワクワク」

「ドキドキ」を感じる日々です。

そういう意味ではこれから沢山の事に興味を持って色々吸収出来る若い

皆さんが「ワクワク」「ドキドキ」しない訳がないです。

 

もし仮に、「ワクワク」「ドキドキ」しないのであれば、それは何かが足りない、

何かが嚙み合っていないのだと思います。その時は先輩や上司に相談し

沢山会話をして下さいね。

 

昨年の内定式では「日本がインターネットで世界に負けた」お話しをさせて

頂きました。その続きで『なぜ日本は人工知能で世界に勝てないか』という

お話しさせて頂きす。

皆さんに「ワクワク」「ドキドキ」しない訳がないと言っておき、『なぜ日本は

人工知能で世界に勝てないか』とネガティブ話題で少し矛盾してるように

聞こえるかもしれませんが、日本が勝てないその理由こそがエクステック

にとっては勝ち組に成れる勝因でもあります。

それを踏まえ、私達エクステックが今後どのように新しいビジネスを創ろう

としているかお話しをさせて頂きます。

 

日本が人工知能で勝てない理由は内定式でお話しをさせて頂いた「日本

がインターネットで世界に負けた」話と似ていて、否定が先行し新しいもの

が生まれる機会を逃してしまいました。

 

その事は私達の日々の仕事の場でも感じる事が少なくありません。

先ほど、「ITを使わない会社や業界はないのであらゆる業界に関わる事が

出来ます。」と言いました。エクステックはシステム開発だけにとどまらず

面白いと思ったビジネスや商材、サービスはITで培ったスキルを活かし

取組んでいます。

 

ここは大きなポイントで他のシステム会社で実際にここまで取組んでいる

会社は少ないです。今は電力ビジネスやバイオビジネス、養殖ビジネス等

に取組んでいます。

 

エクステックでは、新たな商品やサービスを提案し、提案先の企業と一緒

に実証実験等も行っています。大手企業の場合は良い商品やサービス

だと分かってもいざ導入や展開になるとブレーキが掛かります。

リスクへの懸念や責任が先行し、新しい事への取組みを避け現状維持を

選択しがちです。よって大手企業が新たな技術を導入するまでには幾つ

もの壁があり、かなりの時間を要します。

 

また、新たなこの技術が良いものだと判断出来るのは現場の人達ですが、

決定権は上層部にあります。それを上層部が理解出来ない場合はそれで

終わってしまう事が多いです。

 

その事で実は中小企業にとってはビジネスチャンスが生まれています。

でも、中小企業は中小企業で目の前の仕事や資金繰りに追われ、それが

見えていない、動いていない、中小企業がほとんどです。

その事を理解し、行動に移す中小企業が、大手には出来ないこれからの

新しいビジネスを構築出来るのだと思います。

私達エクステックはこのようにビジネスチャンスを活かした行動に取組んで

います。

 

では、その事を理解しても、どうやってビジネスチャンスを創っていくのか?

『日本は人工知能で世界に勝てない』の実状とエクステックの取組みを比較

しながらお話しをします。今、人工知能開発競争の中心にいるのは米国や中国

です。

何となく米国は分かりますが何故中国が人口知能開発競争の中心にいると

思いますか?まずは、資金力、人口の多さ。強いてはデータの多さが大きな

強みだと思います。データが多ければ多いほどAIに学習させる事ができ、

精度の高いAIへの取組みが出来ます。この物理的な数は今の日本では

太刀打ち出来ません。

 

それに加えて中国の強さは、後先考えず、なりふり構わずやってみようの

ビジネス精神だと思います。日本企業とは真逆の考え方です。

偽ミッキーや偽ドラエモンはいけませんがチャレンジ精神は日本も大いに

見習う点があると思います。

 

日本の企業は新しい事に対しリスクが頭をよぎります、

中国の企業はお金儲けが頭をよぎります。

であれば到底、決断・行動の速さは中国にかないません。

 

では、そうは言っても出遅れた日本はどう取り組んでいけばいいのでしょうか。

まずは、「日本は実力のない事を認め、その現実と向き合う所からのスタート

です。」「人工知能」の開発には大きく二つの役割分担があります。

一つ目は人工知能を開発するためのソフトウェアライブラリの開発

二つ目はそうしたライブラリ群を利用した製品・サービスの開発です。

 

一つ目のソフトウェアライブラリの開発については今までのお話しの通り

日本では難しいと思います。であれば、二つ目のライブラリ群を利用した

製品・サービスの開発を行う事が日本の取組むべき大切な事になります。

それは私達エクステックがパソコンやプログラミング言語を利用しシステム

開発を行う私達のビジネスと同じです。

そう考えるとAIビジネスはエクステックにとっても身近で遠くないところに

あります。

 

実はそれと同じような発想でエクステックは新しいビジネスへの取組みを

進めています。では、実際に今進めていますバイオビジネスを例にして

お話しをします。

 

システム屋の私達がバイオビジネスを始めようとしてもそのノウハウや

経験はなく、一から勉強しそれをビジネス化するには多くの時間と資金が

必要になります。また、その取組みを進めても世間で認められる商品が

出来るとは限りません。

 

それに対して大手バイオ企業は既に自分達のビジネスで実績を出して

世間に認められています。どんなに頑張っても大手バイオ企業に勝てる

訳がありません。

 

そうした状況でも秘策があります。それは、大手バイオ企業に負けない

バイオ技術を持った中小のベンチャー企業が存在しそこと繋がる事が

出来るという事です。

 

人工知能が「日本は実力のない事を認め、その現実と向き合う所からの

スタート。」と同じように「エクステックはバイオ技術のない事を認め、

その現実と向き合う所からのスタート。」と考えます。

 

それを先ほどの人工知能の役割分担に当てはめてみますと

一つ目は、バイオ業界で勝負出来る技術はそのベンチャー企業に任せます。

二つ目は、IT技術の提供やビジネスモデル構築をエクステックが一緒に

推し進めます。

お互いが得意分野を出し合い新しいビジネスを育て、構築します。

現在はバイオベンチャー企業と中堅ゼネコン、エクステックによるバイオ

工場建設の準備が進行中です。

 

そのような関係が各業界で構築出来れば、『バイオ業界はもちろん、

あらゆる業界に関わる事ができ』システム構築だけではなく、ITを活か

したビジネス構築も進める事が出来ます。

 

エクステックで現在取組んでいるのが、電力ビジネスとバイオビジネス、

養殖ビジネスです。これはあくまでも現在の話しであって、全業界に多く

のビジネスチャンスがあります。

 

視点を変え行動するだけで、全ての業界と繋がる事の出来る凄い武器

を私達は持っています。ちょっとだけ、「ワクワク」「ドキドキ」する感覚が

分かってきましたか。

その為に、まずは皆さんにはIT技術を習得してもらいシステム開発で

多くのスキルを身につけてもらいます。そのスキルはシステム構築だけ

ではなくビジネス構築にも活かす事が出来ます。私が言うのも何ですが、

このようなことを意識し取組んでいるシステム会社は少ないと思います。

各業界との関係構築を今は経営陣が進めていますがいずれは希望

する皆さんにもやって頂く事になります。

 

皆さんと私達が出会えて今日から一緒にお仕事が出来ることを本当に

感謝しています。一緒に頑張って「ワクワク」「ドキドキ」を楽しみましょうね。

 

簡単ではございますが、「ワクワク」「ドキドキ」しない訳がないということ

で私の祝辞とさせて頂きます。