人生の分岐点をどう乗り越えるのか/企画推進室

人生の分岐点

人生には数々の分岐点が存在します。そして、ときより目の前に現れては決断を迫るのです。そんな時、どうやって乗り越えればいいでしょう?

(2018年11月16日 企画推進室)

シュロスバーグの4Sモデル

1999年には、全米キャリア開発協会(NSDA)会長を務めていた、「キャリア」に関する研究者であるシュロスバーグは、人生はさまざまな転機(トランジション)の連続として、転機を乗り越えるための支援方法を体系化しました。

シュロスバーグによると転機とは、就職、転職、失業、引越、結婚、病気といった「イベント」だけでなく、希望した会社に就職できない、昇進できない、結婚できない、など予期したことがおきないことも「ノンイベント」と呼び、共に転機とみなしています。

シュロスバーグのキャリア理論では、こういった「転機」に、自身のリソース(4S)を点検した上で対処するよう求めています。

4Sとは

  • 状況(Situation)
  • 自己(Self)
  • 支援(Support)
  • 戦略(Strategy)

の4つです。

これらのリソースを整理し、客観的に把握する事が重要なのです。

この中でも、「状況」と「自己」については、何となく把握している人も多いのですが、「支援」と「戦略」がおろそかになっている人が多いと思います。

「支援」とは、友人や家族、上司や会社、公的機関など、相談できる相手を指します。特に転機にある人は、誰にも相談しない(出来ないと思い込んでいる)傾向にあります。

「戦略」とは、状況を変える対応です。職さがし、新たなトレーニングを行う、転機の意味をプラスに考えるなど。

 

「ノンイベント」の転機に関しては、現状に目をつぶる事で今日と変わらない明日を迎える事ができます

そうして「何もしない」という選択をする人がとても多いのではないでしょうか。
むしろ、「何をすればよいか」が判らない、つまり現状を転機として認識していないか、転機をどう乗り越えればよいか判らないという人が多いのだと思います。

転機を乗り越えるには、4Sを点検した上で、具体的戦略を立てる必要があります。豊富な選択肢を用意し、自分自身の理解を深め、主体的に取り組む事が何より大切です。

 

一人では乗り越えられない転機でも、正しい「支援」の元、「状況」と「自己」を整理し、適切な「戦略」を立てれば、きっと前向きに乗り越えられます。

人生の転機で悩む社員がいれば、「支援」できる企画推進室でありたいと思っています。

 

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