単なる井戸端会議 パート132

『ご馳走様でした。』

 

(2018年 8月 6日 福嶋 昭)

 

6、7月は西日本に大きな災害がありました。

2018年6月18日 7時58分頃に震源地を大阪府北部とする最大震度

6弱の地震がありました。

7月に入り、西日本豪雨災害で甚大な被害がもたらされました。

 

お亡くなりになられた皆さまのご冥福をお祈りするとともに、 被災された

皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

また、記録的な酷暑も続いており多くの人が熱中症で搬送されています。

 

地震やお天気の情報は私が小さかった頃と比べると精度の高い情報が

いち早く伝わるようになりました。

それでもまだまだ大丈夫だろうという油断があり、実際の状況になって

から始めて慌てるという事も少なくありません。近年は地球環境の影響

等で大きな災害が増えているようにも思います。

 

会社としても出来るだけ情報伝達や対応については整備していきたいと

考えていますが、その状況に直面した時には自分で自分の安全を確保

しないといけません。少なくとも自分が普段生活や仕事をしている場所に

ついて想定できる事態についての情報は把握して、災害に備えておく

必要があります。

 

 

 

―― 『ご馳走様でした。』

 

話しは変わりますがつい最近大阪の天六商店街の喫茶店でお昼ご飯を

美味しく頂きました。大阪の人はよくご存知の商店街です。

全長約2.6kmで、日本で一番長い?商店街です。

個性的でリーズナブル、昭和な感じのお店も多く、大阪をイメージ

するヒョウ柄服のおばちゃんが行き来する商店街です。

 

最寄駅で言いますとJRは大阪天満宮駅、メトロは南森町駅、扇町駅、

天六駅です。働き始めた頃はその南森町駅近くに事務所がありました。

 

新人研修を終えて、見習いプログラマ時代の事です。当時、オフコン

と呼ばれていた小さなコンピュータをご導入頂いたお客様から動かない

というお電話がありました。

 

京阪沿線にある酒屋さんでそのお店を担当していた先輩はその時に

外出しており、私がたまたまお客様の電話を取り、状況を確認してき

ますと向かいました。

 

お伺いすると家族で経営されている酒屋さんで早速オフコンの状態を

見せてもらいました。細かな事は覚えていませんがデータが壊れて

いて動かないのは見習いの私でもすぐにわかりました。

 

見習いが下手な事をして二重遭難になってはいけないので壊れて

読み込みが出来ない領域を確認し、それ以外の箇所をバックアップ

したように覚えています。

その作業も気が付けば夜になっておりお客様が私の夕食も一緒に

作ってくれていて美味しく頂きました。「ご馳走様でした。」

 

そうこうするうちにそのお客様を担当している先輩が来てくれたので

状況を説明し一緒に晩くまでリカバリー対応をしました。

壊れた部分のデータはお客様の伝票を確認し状況をご説明、ご理解

いただき再度入力を頂く事にしたと思います。

 

最寄駅に着くと淀屋橋行きの最終電車でした。当時、私は淀屋橋から

だと一時間以上掛かる所に住んでいましたので電車では帰れない

時間でした。それは先輩も同様でした。取りあえず淀屋橋まで電車で

移動しようという事なりました。

 

淀屋橋には着いたのですが二人とも所持金がなく30分歩いて心斎橋

方面へ向かいました。冬だったので24時間やっている喫茶店に入り、

朝方まで寒さをしのぎ、早朝電車で少し仮眠をし、そのまま出勤しました。

 

出勤して間もなくすると、社長室に呼ばれました。

社長から「君たち、徹夜したんか。ご苦労さんやったな。」

「ご飯食べておいで。」と食事代を頂きました。

 

その時に、食事をしたお店が最近天六商店街でお昼ご飯を食べた喫茶

店です。私は見習いの時から今もITの仕事に携わっていますが思い出

のお店も一緒に頑張ってお店を続けてくれていました。

 

当時も、今も、とても美味しかったです。「ご馳走様でした。」