単なる井戸端会議 パート126

『心理』

 

 

(2018年 2月 5日 福嶋 昭)

 

いよいよ冬季オリンピックが始まります。

選手の皆さんには悔いのないように自分を出し切って

欲しいと思います。

 

1月のお休みに午前9時半頃パジャマ姿でマンションに

一人居た時のことです。

「ブーブーブ、ブーブーブ」「12階で火災が発生しました。

落ち着いて避難して下さい。」

「ブーブーブ、ブーブーブ」・・・

 

警報が繰り返されるので、ちょっと本当に火事かも!?

えっと、何を持って出ればいいかな。

 

まず頭に浮かんだのがパソコン、次に携帯電話。

あとは手帳と、必要な資料。

パジャマ姿では出れないから着替え、着替え。

外は寒いから少し厚手の服装で。

財布と鍵も持って。

等々、非常時の準備に要した時間は15分でした‼

 

鍵はかけずに共用フロアの扉を開けて非常階段で1階へ。

 

非常階段1階横にある扉から外へ出るとマンションの

住人がいっぱい・・・。

えっ、ホントに!? 二人しかいない?そんなもんなんだ。

 

結局30分くらいして問題ないことが確認され部屋に

戻りました。自分は火災の時にはこういう行動をし、

これくらいの時間がかかるんだという事が分かりました。

 

それから2週間ほどして日曜日の午後2時頃の事です。

お昼ご飯がまだでしたので東京へ移動する新幹線前に

食事をしておこうと新大阪駅の地下食堂街にいました。

 

「ブーブーブ、ブーブーブ」あっ、同じ音だぁ。

「火災が発生しました。」

「ブーブーブ、ブーブーブ」・・・

 

警報も繰り返し流れますが周りの人達も慌てず辺りを

見回す程度です。やっぱりそんなもんなんだ。

そろそろランチ営業時間が終了するので気にせず

私もお店の中へ。「カキフライ定食お願いします。」

私も含め緊急時に緊迫感を持たないといけないですね。

 

 

 

―― 『心理』

 

ただ、火災のアナウンスが機械の音声ではなく人の声で

流れていれば状況は全く然違うものになっていたように

思います。

 

機械アナウンスだと「本当かな?いたずらやトラブルかも」

ということが頭の何処かにあり即座の行動に繋がりません

でした。それが肉声でのアナウンスだと情報の信頼性が上

がり、疑わなかったと思います。

 

そこに「慌てず落ち着いて」という言葉が加わったら緊急性、

緊張感もぐっと高くなります。

更に多くの人が同じ方向避難移動していたら同じようにその

列に加わったと思います。

 

人の心理や行動って面白いなと思います。

例えば、私も美味しいお菓子があって店頭でお店の人が

一生懸命薦めても中々買わないですが、

そのお菓子がメディアで取り上げられると疑いもせずに

購入します。毎日行列が出来ていたら尚更です。

 

私達の周りにも日の目を見ない良い商品やサービスも

同じように沢山あるのだと思います。

そういう意味ではエクステックがこれは面白いと扱っている

商品やサービスも同じです。何とかその良さを理解して

もらおうと思い日々努力しています。

 

その商品の良さやサービスを理解し展開を一緒に進めて下

さる企業の方々の努力もあり結果が次第に出だしています。

引き続きその活動は進めますがそれと並行して一挙に展開

が大きくなる方法や施策を模索中です。

 

エクステックにすればIT技術を活かした良い商品やサービス

との融合は今の時代に大変有効な手段です。

システム開発屋の時には意識していませんでしたが、商品や

サービスとの融合ビジネスを進めるにはそれを大きく展開する

ためのスキルがエクステックには必須です。

これからそれを学び経験していかないといけないと最近特に

強く感じています。