単なる井戸端会議 パート61

『ススキの花言葉。』

秋のイメージ
(2012年 9月 3日 福嶋 昭)

9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きそうです。
窓を開け秋の夜長を楽しめる時間が待ち遠しいです。

私が秋と言われて連想するのは一面ススキの風景
です。小学校4年生の時に妹が喘息にかかり空気の
良い大阪の河内長野という所に引っ越しをしました。

自然だらけでカブトムシは取れるは、沢山の蛍が光り
輝くのを見たり、雪を集めカマクラを作った事や友達
の山に筍掘りに行って帰り犬に追い掛けられ自転車
で逃げる際にその筍を落とした記憶も鮮明に残って
います。毎日沢山の自然を相手に遊んでいました。

そんな毎日ですのでズボンをよく破る私に対しての
母の名言です。
「ズボンを破るなら身を破ってきなさい。」
ズボンは破れたら元には戻らないが擦り傷や多少
の怪我なら元に戻るという事を言われ貧乏生活を
していた我が家感がよく出ていました。

近くにはハイキングで登れるくらいの山がふたつ
ありました。

ひとつは金剛山です。
こちらの山は大阪府で南にお住まいの方はご存知
の方が多い山だと思います。
小、中学生の雪中登山でも何度か登りました。

もうひとつは岩湧山です。
この山の頂上は秋になると一面ススキに覆われて
いました。
山の麓までは自転車で行きそこから2、3時間ほど
登ると山頂にたどり着きます。
何度も何度もそのススキの光景を見に行きました。

―― 『ススキの花言葉。』

ススキの花言葉は「勢力 生命力 心が通じる」だ
そうです。ススキは私のイメージでは素朴な植物
でしたので「勢力」はピンとこないのですが「心が
通じる」というのは素敵なことですね。

仲間同士こんなに素敵で力強い関係はないですね。
ロンドンオリンピックでは選手、監督、国民と沢山
の心が通じあったと思います。

最近では夏の全国高校野球で大阪桐蔭が連覇
を果たしました。おめでとうございます。
優勝した大阪桐蔭はもちろんですが地方大会で
敗れたチームも、全ての選手、監督、応援する
人達みんながそれぞれに「心が通じる」素晴らし
い時間を経験したと思います。

私も高校の時、野球部に所属し甲子園を目指し
ていました。甲子園レベルではなかったにしろ
8割ほどの勝率があり、全く可能性がゼロでは
なかったように思います。
春の選抜校を選ぶ秋季大阪大会ではベスト8
までは残りました。

毎日が苦しい練習でしたがみんながひとつになり
甲子園を目指し本当に充実し楽しかったです。
最後の夏の大会で負けた時には真っ白になり
体の力が全て無くなりました。

仕事でもみんなとひとつになれるような仕事をし
たいと思っています。
丁度5年前の2007年9月3日のブログで『涙を
流せる仕事”を経験したことはありますか?』を
書かせて頂き久しぶりに読み返してみました。
今も光景が焼き付いています。興味のある人は
読んでみて下さい。

エクステックもエベレストや富士山でないかもしれ
ませんが岩湧山山頂のススキのようにみんなが
「心が通じる」会社でありたいと思います。