節電するための大切なポイント?

第六話 我が家のヤシマ作戦
        東京リーダー K. I. n

K「このブログも6回目。ようやく半分ですね。」
I「だんだん何を書いてよいか厳しくなってきました。」
N「前回は写真でごまかすという荒技に出ましたからね。」
I「なかなか良い手法でしたが、いつも行うと怒られそうです。」

I「今、旬の話題といったら何でしょう。」
N「さすがにこう気温が高くなると、考える気がしませんね。もっと涼しくしてもいいですか」
K「エクステックは節電中です。」キリッ
I「その通りです。節電は大切です。それにマニアックな楽しさがあります。」
I「例えばですね・・・」

我が家が節電に取り組みだしたのは昨年の春、震災後のことです。
ニュースなどの情報に従い、まずは身近にできることから節電に取り組みました。こまめに電気を消し、不要なコンセントは外し、テレビは主電源を落とし、なるべくパソコンは使わないために家で仕事もしないようにしました。
こうした作業はそれなりに面倒でしたが、節電のため頑張りました。
その結果、4月の電気使用量は262kWh(30A契約)でした。
ところが2010年の使用量を確認してみると・・・243kWh。
増えています。
あんなに頑張ったのに!

我が家の節電への取り組みは早くも断念しました。

その翌月のことです。
我が家は家の真ん中にプラズマテレビがありました。
このプラズマテレビは昨今の製品とは異なり、節電など考慮されていない、古い初期の製品でした。
そのせいか、非常な高温を発し、テレビのそばに行くと気温が5度位高く感じられました。冬はテレビのそばにいると暖かくて気持ちよく、部屋を閉め切るとあったかくなってサブ暖房として重宝していたのですが、夏は、テレビのそばに近づくと汗が噴き出すような状態でした。
ですから5月になり暖かくなってくると、テレビの発する熱が次第にうっとうしくなってきます。
今年はクーラーの設定温度を下げたほうがよさそうなのにこの熱・・・。
思い切ってテレビを液晶テレビに買い替えることにしました。

新しいテレビは映像がクリアなだけでなく、テレビを触っても熱くないことに驚きました。
うむ、これは節電効果が期待できそうだ。
その結果、5月の電気使用量は155kWh。2010年度5月は209kWh。54kWhも減っています!
その後も9月まで、前年比と比較すると同レベルの減少が続きました。最大時では99kWh減少でした。
かなり満足です。
しかし冬に近づくにつれ、不安な点が一つ。テレビによる暖房効果がなくなった点です。エアコンだけで冬を乗り切れるでしょうか。

冬が近づき、ガスストーブの導入を決意しました。
ガスストーブは暖かく、非常に快適で、例えば冬の寒さのピーク2月の電気使用量を比較すると、2011年2月は304kWh、2012年同月は173kWhと131kWhも減少しました。テレビの節電効果と相まって、かなりの削減効果です。
しかし、その分ガスの使用量が増えたこともあり、電気代とガス代を合わせた光熱費は3000円ほど上昇しました。
今度の冬はエアコンに戻すべきかどうか、思案のしどころです・・・。

2012年春、ガスストーブをしまったころからです。リビングのシーリングがちらつきだしました。蛍光灯は交換したばかりなので、電気店で相談したところ、安定器を交換したほうが良いのではないか、ということでした。

またまた思い切って、リビングをLEDシーリングにすることにいたしました。
以前使っていたシーリングが古かったからなのでしょうか、LEDに照らし出される部屋はとても明るく、ぼんやりしていた部屋の景色が一変した、様な気がしました。
電気代は、というと、上記のとおり2011年5月は155kWh、2012年5月は195kWh。増えています・・・。
蛍光灯とLEDの電気使用量のあまり差がないと聞いたこともありますが、そうなのかもしれません。

現在、6・7月は前年比22kWh・50kWh減少しております。
ビル管理などで、エネルギー管理を行う場合、気温だけでなく、湿度や、ビルへの入場者数など様々な要因を分析し、コスト管理を行っているそうです。
ここまで約1年、いろいろなことを試し、何となく電気の使用量は減ったような感じではありますが、テレビやストーブ、LEDシーリングだけが電気使用量変化の原因ではなく、家にいる時間数、過ごし方なども影響していると思われます。
ただ一つ確かなことは、様々な買い物をしたため、我が家の貯蓄は随分と削減されたということです。