単なる井戸端会議 パート59

『エンジニアでの経験や知識。』

ビジネス
(2012年 7月 2日 福嶋 昭)

7月に入り今年も半分が経過しましたが国内の政治も
経済も大変な状況です。
身近でも色んな話しが聞こえてきて私の周りも大変です。

そんな中、ある方から本をお借りしました。
著者は有名な会社の創業者なのでご存じの人も多いと
思います。
未来工業(株)創業者・山田昭男さん主筆の「日本一
社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」です。

『他社との差別化』、『社員を幸せにする』が会社を成長
させるというポリシーを持った会社経営です。

本に書かれている内容や考え方に私は違和感なく理解
できる事が多くあります。自分でも似たような考えでそれ
を実践していることも幾つかあります。

ただ、その結果には大きな差があります。
働いている人達に強制や会社からの縛りのようなものは
設けず自分達でやってみればという考えのもとそれが
遣り甲斐になり責任感に繋がっていきます。

本の中は何もしていないように書かれていますがそれは
意図的なのか無意識なのかは分かりませんがそうさせ
たり、思わせたりする言葉や行動、仁徳が山田昭男さん
にあるのだと思います。

私の場合、山田昭男さんのような言葉や行動、仁徳は
まだまだですが取り急ぎ『他社との差別化』という新規
事業はスピード感を持って頑張らないといけません。

―― 『エンジニアでの経験や知識。』

私も40歳前後まではシステム屋でした。今は社内で
やる人がいない仕事が私の担当です。
ようは何でも屋です。

新規事業の取っ掛かりも何もないところからのスタート
なので最初は私の担当かもしれません。

システム構築の時には決まっていないことも多いです
がどういうことをシステムで実現したいかは見えていま
した。また、いいものを作ろうという事ではお客様とエン
ジニアのベクトルも一致しています。

新規事業は何もないところから物事を見て、聞いて、
調べて、それを解決するための想像力を働かせます。
当然ですがその解決の為に必要ではあるが持って
いないスキルも沢山でてきます。

その持っていないスキルをどうするのか、何もない
ところからみんなのベクトルをどうあわせるのか等々。
その中でも一番の悩みは収益構造の構築です。ビジ
ネスなので収益が成立しないといくらいい事業でも
成り立ちません。

システム構築になるとその中のサブシステム単位でも
かなりの作業が必要になります。
それを作り上げるスキルがエクステックのビジネス基盤
であり収益構造でした。
でも今後はシステム構築の枠を飛び出し企業の活動
に関わるような事業も手掛けたいと思っています。
もちろん、そのビジネスにもシステムは不可欠です。

システム構築の枠を飛び出し収益構造を構築する事は
エクステックのエンジニアにはなかった作業です。
でもエンジニアでの経験や知識が実はそこに繋がって
いる事も少なくありません。

今、幾つか新規事業へのトライが始まっています。
また、行動に移す検討に入っているものもあります。
更にその予備軍も。
私はそんなにアィデアの引き出しが豊富ではありません
が気付いていないだけで気持ちがあれば成功、失敗は
別として意外と見えてくるものです。
それもエンジニアでの経験や知識があるからです。

今期の取組みをエクステックミーティングではお話しを
しましたが興味のある人は飛び込んできて下さい。
これから就職を考えておられるエンジニアの方はもち
ろん、このようなお話しに興味がある方もぜひとも
ご応募お待ちしております。