金環日食、見ました?

先週の5月21日、関東より西の太平洋側の
広い範囲で金環日食が観察できました。

2012年5月28日 松宮 慎治

一週間経って、すでにブームは去った感が
ありますが、このタイミングでブログ担当が
めぐってきたので、この話題は避けて通れ
ないかなと。。。

私の居住地は、京都府南部の十円玉で
有名な世界遺産のある地方都市ですが
幸運なことに、今回の金環日食が観察
できる地域でもあります。

観察に必要な道具は「日食グラス」ですが
私は、「太陽が見える下敷き」なるものを
地元スーパーで「148円」で購入しました。

あまりの安さに「大丈夫か?」との不安が
よぎりましたが、リビングの蛍光灯は全く
見えなかったので一安心です。

(蛍光灯が見えるようでは、目を傷めると
 消費者庁がリリースを出してましたが
 リリース遅くないか?と思ったのは私だけ
 ではないはず。)

ちなみに、日食グラス、地元スーパーでは
日食前日には、すでに売り切れていました。
生産メーカーは特需だったでしょうし、多少
経済効果もあったのではないでしょうか?

金環日食になる時間を調べてみると京都は
午前7時30分、私の普段の出勤時間より
15分程度遅いのですが、ギリギリ間に合い
そうなので、観察してから出勤することに
しました。

さて、日食当日、午前7時30分が近づいて
くると、外の景色が変わって見えました。
まず、影が2重になってましたし、若干暗く
なってましたかね?景色がセピア色?
影の中に、三日月の形をした太陽の影も
観察できます。

なんとも表現がむずかしい色の景色のなか
妻と小学生の子供たちと、一枚の下敷きを
交代でのぞきながら、金環日食を観察です。

午前7時30分頃、下敷き越しの太陽は、
しっかりオレンジ色の輪っかになりました。
(ちょっと感動的でした。)

写真でも撮れればよいのでしょうが、天文
素人に太陽の撮影方法は分からず。
残念ながら画像はありません。

少し遅い出勤の道中、日食グラスを片手に
東の空に向かって観測している多くの人を
見かけましたが、なんともいえない奇妙な
一体感を感じました。

次の金環日食は、18年後の2030年6月1日
北海道で観察することができるそうです。