単なる井戸端会議 パート50

『日本一のカレー屋さん』

カレー
(2011年10月17日 福嶋 昭)

「単なる井戸端会議」で好き勝手にお話しをさせて
頂きいつの間にか50回になりました。振り返ると
我ながら頑張っているなと思います。

普段は社長という立場よりも会社や私を身近に
理解して頂けるようにと比較的自由に書かせて
もらっています。

ただ、その際に気を付けている事と言えば会社の
ブログということもありモチベーションを下げるよう
な内容を書かない、愚痴を言ったりしないという事
でしょうか。

今回は50回という節目なので最近よく聞かれ
ます会社の実状や理念といった事について少し
お話しをさせて頂きます。

―― 『日本一のカレー屋さん』

社内や知人、面接に来られた方達からよく企業
理念やどんな会社にしたいですかについて聞かれ
ます。

企業理念は大切なものだと認識し自分の想いを
自分に問いながら言葉にしようという時間を費や
してきました。
その間に社長としての経験や知識も増えていき
考えや価値も変わってきました。

少し話しが横道にそれますがエクステックの強み
は何ですかというこの質問もよく聞かれます。
特殊技術や商品を持っている訳ではないのです
が柔軟性がエクステックの強みですと答えます。

リーマン時はもちろんですが設立してから15期の
間には何度か苦しい時期はありました。
ただ、その時その状態に応じた考え、行動をして
打破してきました。

会社にとって現状維持は衰退ということもよく口に
します。苦しい時ほど体力温存ではなく起爆剤が
必要ということも勉強しました。

今のIT業界ではシステム構築への充足感がある
中でビジネスへの柔軟性は大きな武器だと思って
います。

話しを戻します。
“企業理念は大切なもの”
このことはいつも想っていることです。

でも数年前から企業理念をかかげ行動の方向性
を決め範囲を絞り込むよりも自由な発想の中で
システム構築に対する戦略やコンサル、コンテンツ、
新規事業といった幾つかのビジネス戦術を実現
する方が先だと思うようになりました。

そのことで充実感、達成感、可能性をみんなで
共有しその戦術が社会的意味を持ち始めた時に
それを目指した理念を決めればいいと思うように
なりました。

例えば、私は料理が得意で「和洋中」色んなもの
を美味しく作ることができるとします。
今は世間でカレーがブーム!
“日本一のカレー屋さん”になりたいと思ったとし
ます。

スパイスを探し、調合の研究をし、そこに入れる
食材、その切り方までを研究しました。
お陰様で繁盛、繁盛。
ブームが過ぎ去り客足も横ばいですがお店の
構えも器具、人、ノウハウ、全てカレー屋さん
仕様です。

本当に“日本一のカレー屋さん”を望んでいたの
だろうか。カレー屋さんと決め打ちするのではなく
自分の可能性と本当に作ってみたい料理をもっと
探し求め色んなことに挑戦してみて良かったので
はないか。

可能性のある幾つもの料理に挑戦する中でまず
はその素になる素材にこだわり集める時期では
なかったのかとふり返るように思います。
エクステックにとっては今がまさにその挑戦する
中で素材にこだわる時期だと思っています。

15期の間にIT業界での基盤を作ってきました。
それを武器に自分達のビジネスの可能性に挑戦
する中でその挑戦を支え創り上げる素材を増やし
育てる。

だからエクステックはまだまだ沢山の仲間が必要
です。自由な発想の中で自身の想いを語り挑戦
してみて下さい。
私達は沢山の仲間を探し求めています。