非力ながら。

瀬戸大橋

「Made In Japan」を購入しましょう。


高松まで「うどん」を食べに行ってきました。とにかくどこかに行こう!と家を出て、日本海方面にドライブに行こうと思ったのですが、高速道路に入って「明石海峡大橋」の標識を見て、急遽予定変更で「明石海峡大橋」を渡って淡路島に着きました。で、ここまで来たんだからついでに「四国」まで行ってしまえ!と「鳴門大橋」を渡り徳島へ。四国まで来たんだから、ついでにうどんを食べようと、そのまま「高松」へ移動。讃岐の有名所のうどん屋で遅い昼食を済ませ、高松まで来たんだからと、もひとついでに「瀬戸大橋」を渡り岡山へ。せっかくの岡山なので「きび団子」を購入したところで、日が暮れて来たので帰途につきました。なんとも予定のない、行き当たりばったりのドライブとなりましたが、目的地を定めないドライブというのも、結構楽しいかも。

「Made In Japan」を購入しましょう。

今の日本は長引くデフレが続いています。最近では、さらに円高が追い討ちをかけ、日本経済にとっては好ましくない状況が続きます。

デフレになると物が安くなっていいじゃないか。円高になると輸入品が安くなり、海外旅行に行きやすくなっていいじゃないか。と思われる方もいるかもしれませんが、消費者の立場ではなく、生産者の立場で考えれば、デフレでは、物が安くなるので利益が上がらない、円高では、同じ商品でも為替差益が減るので利益が上がらないとなります。

利益を上げるためには、物を安く作らなければなりません。安く作る為には生産コストを下げる必要があります。コストが一番かかるのが人件費です。また、法人税も日本は世界でトップレベルの高さを誇り?ます。企業は人件費の安い、あるいは法人税の安いアジア圏へと生産拠点を移してきています。

日本のブランド名を付けた商品であっても、中身や基幹部品は、実は海外生産品であったりすることが少なくありません。少し悪質と思われるのは、海外の企業と合弁会社を作り、実際はその合弁先の海外の企業の工場で作ったものを、自社製であると宣伝し販売している例さえあります。(自社製であることは確かですが、なんか騙された気分です。)

今までは、衣料や雑貨、家電製品などが海外生産の主流でしたが、最近ではなんと!日本の花形産業である「自動車」まで、具体的な商品名は挙げませんが、賃金の安いインドで生産し、輸入・販売するようになってきました。

日本で生産された商品を売ると、生産に掛かった費用は、人件費や材料費など、すべて日本国内に回ります。ところが、海外で生産された商品を輸入して、いくら沢山売ったとしても、日本に残るお金は、仕入れ原価を引いた利益分しか回らず、同じ商品であったとしても、国内生産と海外生産では、日本経済にとっては、大きな違いがあります。

今の日本国内の状況は、景気が回復せず、将来の不安等もあり、同じような商品ならば、割高な国内生産品は売れず、生産コストの安い輸入品が市場に増えます。国内生産品が売れなければ、国内にお金が回らず、GDPはいっこうに上がりません。GDPが上がらないと、国民生活もいっこうに良くならないという、悪循環になっているのです。

街の100円均一には、中国などで作られた商品が溢れています。ユニクロも中国で安く作った商品ばかりです(一部、日本製の生地の物もあるようですが・・・)。こう考えると、100円均一やユニクロなどで商品を購入することは、日本経済にとっては、あまり好ましくないことが分かります。

非力であることは分かっていますが、最近は日本経済のためにと、少しくらいなら値段が高くても、なるべく国内生産品を買うように心がけています。

日本経済を少しでも良くするために、国民生活を少しでも向上させるために、みなさんも、どうせ買うなら「Made In Japan」を選んで購入しませんか。