全体を見渡す視野の広さが重要です。

砂丘

自分の置かれている状況を理解することが大切です。


季節が良くなってきましたね。昼間は暖かく(暑い?)夜は涼しく、活動的になれる季節です。もう梅雨に入ってしまいそうですが、梅雨の晴れ間をうまく使って、旅行にスポーツにアウトドアにと、ぜひ、この季節を楽しんでほしいと思います。

という訳で?、真夏のオフシーズンまでのこの時期、ここぞとばかりに、日帰りツーリングに出かけてきました。青い空の下、久しぶりに爽快な一日を過ごすことができました。真夏のツーリングも楽しそうに見えるでしょうが、実は、エアコンを切った車以上に暑いのです。

いつもBlogネタは事前に準備しておくのですが、なんと!、見事に!、先週のT氏と内容が、かぶってしまいました。せっかく作った原稿をボツにするのも、もったいないので、そのまま投稿します。T様、ご了承くださいませ。

自分の置かれている状況を理解することが大切です。

私は近視の老眼です。「老眼」老いた眼、改めて読むとちょっとショッキングですが、最近は老眼がちょっと進んで、少し離さなければ新聞が見づらくなってきました。近視なので、眼鏡をはずすと近くは良く見えるのですが、今度は、離れたところがほとんど見えません。

老眼の弊害でしょうか、先日、朝の通勤の電車の中で、他の乗客に対して迷惑をかけてしまうことがありました。普段はあまり混んでいないので、眼鏡をしたまま新聞を少し離して読んでいるのですが、その日は、人身事故の影響で電車が送れ、少し混んでいたので、たまたま眼鏡をはずして新聞を見ていたところ、電車を降りようとしている人に気付かず、邪魔になっていたようです。

普段なら(眼鏡をかけていると)何気なく動く人が目に入り、無意識に通り道を空けていたように思うのですが、周りの動きが目に入らず、状況が理解できていなかったようです。

眼鏡ひとつで、普段、見えているものが見えない、情報として入ってこない。もし、何かあった場合でも、それに気付かない場合があるかもしれないと思うと、ちょっと怖い気がします。

こんな出来事がありましたので、仕事においても、同じようなことが言えるのかもしれないと思った次第です。

自分は問題なく仕事をこなしていると思っていても、気付かないところで、人に迷惑をかけている事が、ひょっとするとあるかもしれないです。全体を注意して見渡し、自分の立ち位置を、改めて確認する必要があるかもしれませんね。

先日、総理大臣が代わりました。私が思うに、今までの総理経験者の中で、一番、頭が良く、人柄のいい人だった思うのですが、前総理も社会全体の民意が見えていなかったから、辞任という結果になってしまったのかもしれません。

言葉が悪くなってしまいますが、私の「バカ」の定義は、勉強ができないとか、知識がないとかではなく、「今、自分の置かれている状況が理解できない」ことを言います。電車の中での出来事ではありますが、まさしく、その「バカ」を演じてしまった訳です。

仕事ももちろん重要ですが、普段の生活や、人間関係などにおいて、一度、自分が回りに与えている影響というものを、冷静に、または第三者の立場で、確認してみてはいかがでしょうか。

自分自身、あるいは、自分の置かれた立場だけでなく、全体を見渡す視野の広さが常に必要なんだなと、改めて思い直す出来事でありました。