単なる井戸端会議 パート16

それぞれの苦しみ

(2009年 8月 3日 福嶋 昭)

「もう7月が終わってしまった…!」
「な、何でぇ。」
心の叫びです。
いいのか、悪いのか、三人の持ち回りで毎週月曜日
に更新をしていますこのBlogのサイクルも私の中で
時間の流れを刻んで意識させてくれます。

もうBlogの順番が回ってきたの?
えっ、もう3週間も時間が経過したの?色んなバイ
オリズムとの関係で時間が短かったり長かったりと
不思議な感覚です。
私の中では近年になく時間が早く流れています。
充実している時間の早さではなく試験問題でまだ
未回答が沢山残っていて残り時間がない、そんな
時間の経過です。

今は多くの会社が結果を出せずそれぞれの時間
の流れを感じているのではないでしょうか。
経営者の苦しみ、管理職の苦しみ、従業員の苦しみ。
3、4月は全く仕事の話しさえ出てこない状況で
したが最近は少しだけ話しがでる事もありますが
成約には中々至りません。

この案件の確度はどれくらいですか?出来レース
ですかね?こんな言葉があたり前のように飛び交い
ます。
恥ずかしい話しですが「確度」の漢字を「角度」と
思っていましたし「出来レース」という言葉を知った
のも今年の初めです。

今回のBlogは少し暗めの話しになりますが今の
現実から目を背けない為にも今日は少しお話しを
してみようと思います。

―― それぞれの苦しみ

世界的な金融危機が叫ばれてもうすぐ1年になり
ますがそれ以前から仕事の減少に伴う数字の確保
には不安を感じ、苦労をしていました。

誰の目にもそれがはっきりと映るようになったのが
昨年のリーマン事件以降だと思います。

経営者の方は仕事の確保はもちろんですが資金
繰りの確保に頭を悩ませていると思います。
資金繰りの計画がたっていてもお取引先の状況
がよくなく売掛の回収が難しくなるケースもあると
思います。

管理職の方は何とかしないといけないけれども考
えて、動いても、動いても結果が出ない。でも、何
とかしないといけない。
何で今まで取引先や人脈を広げておかなかった
のだろう。新しい取組みは何をすればいいの?

従業員の方は仕事減少に伴いより厳しい環境化
での仕事も増えていると思います。また、自分達に
なにが出来るだろう。自分のスキル不足で迷惑を
掛けているのでは。
特に会社として仕事枠が確保できず待機中の人
達が自分に問いかけ苦しんでいる気持ちはよく伝
わってきます。

社内の方はもちろんですが、社外の沢山の方々
とお話しをしてもほとんど似たような内容です。
でも周りの人達も反省や後悔はありますが恨み
辛みを言う人はいません。それが本当に今の苦
しい状況を表しているのだと思います。

でも、生きている限りは何とかしないといけない
のです。考え、動かないといけないのです。今の
自分達の出来ることを一人ひとりがやらないと
いけないのです。

我社はどちらかというと東京の方での苦戦が続
いています。先日、その東京のリーダー達とも
ミーティングを持ちました。
過去の反省と分析は必要だが悔やんでいる時間
はいらない。8、9、10月の数字をいかに作るか
を考え、借金をした数字は期の最後までに達成を
する。リーダー達も分かっている上で、更に現実
を突き付けられました。

システム屋の結果は品質を保証したものを納期
に間にあわせる事です。
終わり良ければ、全て良しの結果を出しましょう。