単なる井戸端会議 パート112

『電力量削減』

 

%ef%bd%b2%ef%be%97%ef%bd%bd%ef%be%8420161205(2016年12月 5日 福嶋 昭)

 

2016年も最後の月になりました。年末の追い込みや

忘年会で忙しい月ですが体調管理に気を付けて頑張って

下さいね。

 

エクステックはエンジニア集団のシステム屋です。

それ以外の新たなビジネスという事ではそのひとつに少し

毛色の違う『THE SAVER』という省電機器への取組みも

行っておりホームページにもその機器を載せています。

 

『THE SAVER』は交流モーターの使用電力量を10%目安

に削減する機器です。交流モーターのみを対象とした省電

ではありますが日本全体で使用する電力量のうち約6割は

モーターが占めており、かなり有効な省電手段です。

 

電気料金 = 基本料金 + 使用電力 × 単価 + その他 です。

基本料金は使用電力のピーク値(デマンド)で決まります。

よって基本料金を下げる為に電力の上限を設定しそれを

超えたら空調等の電源を切る制御や仕事の時間帯を分散

し使用電力を分散してピークを下げる事で基本料金を安く

する提案が多くあります。

 

デマンド値を下げる事は電気料金を下げる上では有効な

手段で採用されているお客様も沢山あり、「省電の提案

です」とお話しをするとお客様から「また、デマンドの

提案ですか。もう採用しています。」と言われる事も少

なくありません。

 

そんな時に「デマンドではなく、電力量そのものを削減

するご提案です」とお伝えすると「そんなのは聞いた事

がない」という事でお時間を頂ける事が多くあります。

 

 

 

―― 『電力量削減』

 

電気は各企業様にとって欠かせないものですが電気料金

となると何とかしたいと感じているお客様は少なくない

です。

営業スキルをたたき込まれた事がない私の素人営業です

が今迄にない電気代の削減というお話しでお時間をいた

だける確率はかなり高いです。

 

メーカーでもなく、これ一本の営業で会社をやっている

訳でもなく、システム屋が提案する『THE SAVER』と

いう事で評価を頂ける事も少なくありません。

 

と言いますのも、口は達者ではないですがシステム屋で

養ったお客様が何を知りたいのか、何故そうなのか、

費用対効果は等、スマートな説明は出来ませんがお客様

目線でのベタな説明がいいようです。

 

中には「電気は見えないし分からないから最後はあなた達

の顔を見て信用するしかないね」とご導入をいただいた

お客様もありこれが営業冥利なのかと嬉しさを噛みしめま

した。

 

そのような経験をする中で営業経験がないエンジニアに

とって『THE SAVER』を売るという事はハンディだと

思っていましたがそうではなくて実はエンジニアである

事がアドバンテージでもあるという事に気が付き実感し

ました。

 

私達も『THE SAVER』の効果を鵜呑みにするのではなく

自分達なりにどう検証、理解をすればいいのかという事

から始まり2年が経ちました。

 

その事を話し出すと長くなりますのでそれは改めてとし

ましてシステム屋がセイバーを売る事で何に価値を感じ

ているかを少しお話します。

1.新たな収益構造構築の確立

2.『THE SAVER』をご導入頂く事でユーザー様との口座開設

3.口座が開設出来た事で業務システム提案も可能

4.メーカーや販売店に対しても新たなシステム提案が可能

 

私は日頃からITを使わない業界や仕事はなくITを駆使した

ビジネスを提供している私達には大きな可能性があると

良く口にします。

同じように電気を全く使わない仕事もありません。

 

今の時代に必要な商品に出会い、そのビジネスに参加する

中で新たなビジネスモデルを考え自分達の得意とするITを

活かした付加価値を生み出し、新たな提案に繋げる事は

自分達のビジネスを広げ、新たな展開を生む有効な手段

だと感じています。